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【たまねぎ工房】11AW-J02 Lapis Lazuli

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【たまねぎ工房】11AW-J02 Lapis Lazuli

私の今の冬アウターは数年前に作った MPL シングルトレンチコートです。が、エクセーヌ (人工スエード) なので生地に擦れが目立ち始めました。こうなったら新たにまた作らねば! 既に冬は始まってるので、大物の割にパーツが少なく手早く出来て、且つ個性的なパターンです。

型紙・サイズ

たまねぎ工房 Lapis Lazuli のSサイズ。インバネスというか二重回しとんびコートですね (一般に袖ありをインバネス、袖なしをとんびと呼ぶらしい…本当?)。バイアス地の大きなロールカラーがポイント。

JIS7-9号がS、9-11号がMということで、9号の自分はサイズ選びに迷いました。が「迷ったら小さめが断然お勧め」ということでSサイズに。自分はやや撫で肩だし、当然ですが大きいほど重くなるので。

生地・材料

この形状のコートはやはりシャーロック・ホームズを思い出すため「ホームズ=英国」という安易な発想で MOON のウール 100% ヘリンボーンです (楽天の Fabric bird さんで 145cm巾×3m 購入)。どんなワードローブにも合わせやすそうなカーキ×ブラウンを選びました。まあ、形にインパクトがあるので色は大人しく。面積があるので重い色は避けました。

このパターンは布の量が多いので重い生地厳禁なのですが、目付が分からなかったため「買ってから後悔しよう」とあっさり注文 (←店に訊け)。裁断前に重量を測ったところ 380-390 g/m (単位面積ではなく 1m あたりの重量) でした。ほつれも殆どないしアイロンでテカるようなこともなく、非常に扱いやすい生地でした。高いけど…。

裏地はいつものキュプラではなく、オカダヤで買ったナイロンツイルです。滑りも良いしウールとの組合せで静電気が発生しにくい筈なので使ってみました…が、縫ってる間の静電気は凄かった…。表地の織りが粗いため (目はそこそこ詰まってるけどね)、風を通しにくいのも利点です。今回は表地と似た色をチョイス。意外にもアイロンの効きが悪く、ケープを表に返すのに2時間かかりました…。

芯はアピコの AM200。補強糸がヨコに入っているので、表地の地の目を接着芯のヨコに通しています。これがまた貼りつきが悪く (表地の問題?) アイロンで苦労させられました。多分まだあちこち浮いてるだろうな…。ボタンは 30mm で、ヒントで前に買ったものを使ってます… (2個しかなくて慌てて買い足した)。

アレンジ・補正

パターンの修正として、まず後身頃のタックを畳みました (軽量化の一環)。衿も修正しています。デフォルトは表と裏、右と左が同形で、そのせいで左側の衿が返りの分短くなるのです。なので左を以下のように補正しました。表衿と地衿は同形のままです。

補正:左衿の切り開き

でも、完成写真見るとまだ左側足りないですよね…。先端まで留めれば揃って見えるんですけど、そうしなかったのは失敗だったか。

ちなみに補正の参考にしたのが嶋中豊氏の「新しい部分縫い」。やったことは少し違うんですが、この本で外周を大きくする必要があると気づきました。最近の型紙屋さんの手順書は親切なのでこの本見返す機会は少ないものの、衿はちょくちょく参考にしています。

新しい部分縫い

新しい部分縫い [edit]

  • 単行本
  • 嶋中 豊
  • 文化出版局
  • ¥ 2,730 (定価)
  • 在庫切れ (Amazon価格)
  • 0 (私のおすすめ度)
  • 0 (Amazonおすすめ度)
  • 在庫切れ
    (価格・在庫状況は7月8日 9:35現在)

裁断時に表地の後ろケープを「ワ」にし (生地巾ギリギリでした)、逆に、柄がおかしくならないよう表衿をCBで左右に分けてます。CBで縫い代が干渉しないよう地衿は1枚裁ちにしました。あと箱ポケットの口布は、作り易さを優先して長辺側に地の目を通すよう変更。短辺の押さえコバステッチはロの字にしています。

箱ポケット

デザイン的にはボタン開きにしてみました。デフォルトの身頃はスナップ3個しかないため「4つ目が欲しいな」と思ったのですが、ポケットと干渉するんですね…。衿はハーフバイアスでボタンホール開けると伸びそうだったのでスナップです。衿腰側のみにしたのは表側を留めて着ることはなさそうだから。衿開けてるとスナップが目立つので、ならば最初からつけずにおこうと。

MOONタグ縫い付け

アレンジでも何でもないんですが、生地購入でブランドタグを頂いたので縫い付けてみました。他に適当な場所がないためCB裏地部分にしたのですが、別に裏地は MOON じゃない訳で…どうせならその布の上に縫い付けたいと思う私は変なんだろうか。

 

作業手順の工夫・変更等

当初は玉縁ボタンホールも検討していましたが、「鳩目の方が丈夫」と聞いたので鳩目ボタンホールにしました。鳩目は家ミシンで綺麗に出来ないので外注です。お願いしたのは「大場ボタンホール」様。我が家から徒歩圏内なんですが、職場の近所ではないので持込み当日仕上げを頼むのはちょっと大変でした。2012年12月現在、営業日は月〜土 (但し土は休みの場合もあるらしい)、営業時間は9〜17時だそうです。綺麗に仕上げて頂きどうも有難うございました!

ボタンホール

…と、その前に! 今回もまた大ポカやらかしました。箱ポケットに切込み入れる際、何がどうなっていたのか前身頃の右肩までざっくり…。高い生地だし気付いたのポケット完成後だったし、ケープの根元に近い位置だし…という訳で、適当な補修で誤魔化すことにしました (←)。

裏からアイロン接着のテープ (実は只のSTテープ) を貼り、ほつれ止めピケを縫ってから切れ目に沿ってジグザグステッチを叩き (不安なので細かい縫い目で2度縫い)、表面からもう一度ほつれ止めピケを塗ってます。補修後は下のような感じ。強度的不安は残りますが、切れ目は縦なので傷が広がる方向に力がかかることはない…筈。

  • 肩の補修表側
    肩の補修表側
  • 肩の補修裏側 (左側は左身頃)
    肩の補修裏側

衿ぐり落としミシンは自分には難易度高いため手縫いにしました。いつもミシンでやる裾のまつり縫いも今回は手でやっています。

感想

とにかくパーツが大きい! 部屋の狭さ以前にカッターマットの置き方で苦労しました…まあ Rebecca よりはマシか。ミシン机も奥行きがないため、完成に近づくにつれて大変でした。

製作期間は約8日で (平日は朝1時間・夜3時間前後)、以前トレンチ作った時の半分くらいでした。思わぬ苦労を強いられたのがアイロン。ケープを表に返すのが実にしんどかったです。あと案の定、箱ポケットは難しかったです。ツイードにしては薄手でもポケット作りではやはり厚みが気になりました (そこまででもない筈なのにミシン針3本折った…)。手順書で「縫いにくい」とあった袖ぐりですが、箱ポケットよりは簡単なので御安心を! 待ち針は打ちにくかったですが。

心配していた重さは全然平気でした。もっと厚い生地でも大丈夫だったかな。サイズもSでぴったり。もう少し大きくてもよかったかも。袖がないのが防寒上心配なので、特に寒い日のためアームウォーマーの購入を検討中です。あと風の強い日やちょっと小走りする時にケープがあおられるので、カーディガンクリップ作りたいと思ってます。今回のテーマは「コスプレになりがちな二重回しをどうやって街着に落とし込むか」…というのは冗談ですが、まあコスプレにならない程度に個性的なコートが出来たかなと思います。前回は逆に「普通のトレンチをコスプレっぽく」がテーマだったので真逆ですね。

次回以降のアイディア

…作るの? 裏地に使ったナイロンツイルを表に持って来ればレインコートになるかなとも思いましたが、コートが必要な雨って横殴りですよね…この巨大ケープは間違いなく風の餌食になるだろう (>_<)。

今回ボツにしたアイディアで、ケープと身頃の裾に飾りリボンを叩くというのがありました。ケープ裾や衿にファーをつけても面白いと思います。

生地が余ったので揃いの帽子を作ろうと思ってます。鹿打ち帽にする…つもりはありませんよ。

Lapis Lazuli後ろから

あ、既にケープに皺が! アイロンかけないと…

Lapis Lazuli横から

断念(冬コミの御連絡)

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 モチベーションがどうしても上がらず、今回の冬コミは新刊なしで参加することに決めました。いつも来て下さる皆様、本当に御免なさい。

 表紙絵 (現在のトップ絵) を描いた頃はそこそこやる気も高かったのですが、その頃に丁度腰を痛めてしまい、職場から戻ってきたらずっと横になっているような状態でした。そこで気持ちが切れてしまったんですね…今は腰痛は収まっていますが、原稿に集中できるモチベーションがない状態です。そんな状態で描いた絵を皆様に見せたくないのですっぱり諦めました。

 という訳で当日、桜恋唄の発行物は既刊のみです (折角描いた表紙絵があるので何らかの形で頒布するかもしれませんが…)。うちのサークルは以上のような状態ですが、SATOKO 様の委託と小手毬館様の「らくがきらんど」を置かせて頂く予定ですのでファンの方は是非お立ち寄り下さい! 当日は途中で引き上げるかもしれませんので早めにおいで頂ければ幸いです。いつものことですがスケッチブックはお立ち寄り頂いた御礼として無料で描きますので!

 なお、来年の夏コミは欠席します。次の参加は来年の冬か再来年の夏。『邂逅』第四巻と共にビッグサイトに参上する予定です。

【たまねぎ工房】11AW-D01 Opal (2着目)

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【たまねぎ工房】11AW-D01 Opal (2着目)

まだ暑い頃に試作したパターンで本番ドレスです…て、実は9月くらいに作った服なんですが写真撮ってなくて今頃掲載。アイロンが適当でごめんなさい。ついでに言うと写真もちょっとピンぼけ…orz

型紙・サイズ

たまねぎ工房 Opal 9号。先日の試作は短袖でしたが、今回は色合いがどう見ても秋冬です。

生地・材料

リバティ2006年秋冬柄「Lundy」、Shaukat で通販したものです。このシーズンは装飾的というか、私好みの重厚なモチーフが多かった気がします (買ったの最近だけど…)。赤と緑の組み合わせもこれくらい渋いとクリスマスカラーにならなくていいわ (笑)。

2m しか買ってなかったためフリル分の生地を追加購入しています。が、後身頃の柄合わせ位置を間違えて、こちらも追加購入分からパーツを取り直す羽目に (幸い同ロットだったようで色は違わなかった)。でもよく見るとまだ、スカートとフリルの間の柄が合っていない (爆)! 完全に裁断ミスです…縫い代幅を間違えた模様。

バイアステープメーカーが行方不明なため、家にあったテトロンのバイアステープを後ろ衿ぐり始末に使いました。そこそこ合う色が家にある辺りいつも似た色の服しか縫ってないんだろうか… (ベージュあんま似合わないんだけどな)。

アレンジ・補正

前回同様、裾に巻きロック始末のフリルをつけました。試作では量が多すぎたため、ちゃんと付け線の長さを測り (←前回測ってない)、しかもギャザーなしに変更。90度の扇形4枚を繋いでます。

前回はウエスト切替え布をバイアスで取りましたが、今回は地の目に平行に (柄の都合で上下方向に目を通してます)。また、今回は切替え布二重にして内側に幅広ゴムを通しました。でも叩く方がギャザーが綺麗だったな。

作業手順の工夫・変更等

スカートのタック部分は先に仮止めするのではなく、ベルト布に待ち針で止めて一気に縫い合せてます。前回盛大にズレて大変だったので (しかも伸び止めとか貼ってたしね…)。身頃のゴムは前回同様、衿ぐり側を三つ折りの間に先に挟んでからつけました。

腰切替え布を二重にする方法ですが、まず上側は内外の切替え布で身頃を挟み、3枚一気に縫い合せます。スカート側は外側布とスカートを縫い合せ、内側は縫い代を折っておき表から落としミシンで止めてます (糊で止めておくと楽)。

感想

試作はスカートがフリフリしすぎたのですが、ギャザーをなくしてやっと落ち着きました (^^;)。でも階段を降りる時はやっぱりスカートがめくれ上がる…。あと、自分の腕が短いせいで袖がやや長めです! 次があるなら面倒がらずに補正した方がいいんだろうな。

ベルトや裾は別布で取ろうとも思ったのですが、そうすると1枚で完結する服になりコーディネートしにくくなるような気がして止めました。黒が流行っている今シーズンに敢えて茶系コーデしたいと思います (笑)。

次回以降のアイディア

2枚作ったので当分封印。機会があればもう少し落ち感のある布で作りたいけどまたリバティかなぁ (最近「消費しなきゃ」という強迫観念に駆られています…)。スカートがふわっとしたパターンはリバティにもってこいなので。でも同じシルエットで何枚も要らんわね…衿ぐりをもっと下げ、ドローストリング仕様にすればもう少しラップドレスぽくなるかな?

Opal横から
Opal後ろから

紅葉狩りの締めは近所で(旧安田庭園)

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旧安田庭園の眺め

 …とタイトルをつけるほどには色づいてない場所ですが。本日日曜日、前から行ってみたかった旧安田庭園に散歩に行ってきました。我が家から近い場所にあるものの今まで行ったことが一度もなく…多分「桜の名所」とか「紅葉の名所」といった冠言葉がつかないからでしょうね。でも、とっても素敵な場所でした!

 旧安田庭園のいいトコその1「無料」。都内の有名な庭園は数百円とはいえ入場料要りますからね。ここは無料です。いいトコその2「近い」。これは「私には」ですが…歩いて15分くらいかな。電車乗ったら却って遠い場所。両国駅から国技館を更に過ぎたところです。いいトコその3「水際に近寄れる」。不粋な柵がなく、その気になれば水の中に入れそうなくらいです。小さい子供さんがいる家庭だと逆に危ないかも。いいトコその4「人が少ない」。言わずもがなですね (笑)。いいトコその5「ベンチが沢山」。狭い園内ですが、その割に座って休める場所が多いです。四阿もありますよ!

旧安田庭園の眺め2
旧安田庭園の眺め3
旧安田庭園の眺め4
旧安田庭園の眺め5

 交差点を挟んで対角にも立派な公園があります。ここで是非御覧頂きたいのが「復興記念館」。中は撮影禁止だったので写真はありませんが、関東大震災 (と東京大空襲) の記録が残されています。圧倒されるのが記録絵画。昨年にも日本は大きな震災を経験しましたが、そちらは津波や放射線の被害が大きかったのに対し、関東大震災の最大の被害は火災。焼け野原になった帝都 (という記載だった) には言葉を失います。そうですね…もしこちらも訪問する場合は、先に復興記念館を見て、その後に旧安田庭園で気持ちを落ち着ける方がいいかもしれません。

秋も終わり(小石川後楽園)

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小石川後楽園の紅葉

 土曜日 (昨日) の夕方、小石川後楽園まで散歩に行ってきました。本格的な冬到来で随分冷え込みましたが紅葉はクライマックス。夕陽も相まって非常に美しい眺めでした。まあ、その眺めを楽しめたのも最初だけ。日が沈んだら一気に冷え込んで、手がかじかんで動かなくなってしまいました… (コンビニで小銭出すのにひどく苦労した)。

 地面は分厚く枯葉が降り積もっていました。この週末が紅葉狩りのピークかな。

小石川後楽園の紅葉
小石川後楽園の紅葉
小石川後楽園の紅葉
小石川後楽園の紅葉
小石川後楽園の紅葉

夜の六義園で紅葉狩り

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 春は桜なら秋は紅葉。日本人なら四季の移ろいを楽しみたい!という訳で、3連休の最終日、駒込の六義園に出掛けてきました。丁度来月9日まで「紅葉と大名庭園のライトアップ」というイベントが開催されていて、夜の庭園で普段見られない眺めを楽しむことが出来るのです。

 今回はライトアップイベントを教えて下さった「cles::blog」の hsur さんと園内で合流し、御一緒させて頂きました。Web 上では随分前からの知り合いですが実際お会いするのは今回が初めて。しかし全く初対面の気がしなかったのはブログや Twitter のお陰でしょうか。お顔もよく存じ上げないのに集合場所も時間も指定せず、ツイート+写真 (あと互いの超アバウトな服装情報) から居場所を割り出すゲーム状態。これはこれで面白かったけど (笑) あの暗い中でお会いできてよかった。どうも有難うございました!

 以下 RICOH GXR P10 の写真です。A12 でなく P10 を持ってきたのは手ブレ補正機能があるからですが、流石に三脚なし夜間撮影は厳しかったです (特に P10 は暗いところでのピントが時々大ハズレになる…今回も半分は散々でした)。hsur さんに「三脚貸しましょうか?」とお申し出頂きましたが、P10 ユニットの性能がそこまでじゃないのでお気持ちだけ頂戴しました。そういう訳で綺麗な写真は hsur さんのブログで御覧下さい…。

六義園の紅葉1
六義園の紅葉2
六義園の紅葉3
六義園の紅葉4
六義園の紅葉5

 ライトアップ期間中は駒込駅に近い染井門を解放していますが、駅に近いせいか行列になっていたので正門から入りました。正門側の方が眺めも綺麗だと思います。日暮れ直後は園内混みますので、18時半以降 (なるべく19時以降、最終入園は20時半) がお勧め。あと照明はかなり少ないです。足元をよく見て歩き、特に橋からは絶対落ちないよう御注意を。あと池の周りなど混雑スポットは三脚禁止なので、撮影目的の方は御確認下さい。えーと他には…そうだ、いきなり雰囲気ぶち壊しなスモークが噴き出す箇所がありますので心して行くように! あれは見なかったことにしよう…。

冬コミ当選しました

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 コミックマーケット83、無事当選しました!

12/30 (日・2日目) 東R-47b「桜恋唄」

 今回は1日目に他ジャンルスペース行きたいので「直前自家製本は絶対しないぞ!」と意気込んでいるのですが、はてさてどうなりますやら。新刊ネタは決まっていませんが今のところ24~28頁の漫画本を予定しています。『邂逅』はお休み!

 実は夏コミ後から慢性的な腰痛に悩んでいて、10月は仕事から帰ってきた途端に横になるような状態でした (今は通院して鎮痛剤と筋弛緩剤飲んでます…)。これ以上悪化はないと思いますが、万一の場合は新刊発行を諦めますので御了承下さい。会社じゃ完全にデスクワーカーなのでプライベートで無理出来ないんです… (泣)。

【たまねぎ工房】10AW-C01 Pris 2着目

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【たまねぎ工房】10AW-C01 Pris(2枚目)

彼岸を境に突然涼しくなりました。これは秋服を早く縫わねば! でもソーイングに時間かけられない…という訳で、先日作って簡単だったパターン再登板。それにしても最近同じお店のパターンばかりでスイマセン。aviver の服作ってるんですけど、ボタン付けが大変で完成してない…。

型紙・サイズ

たまねぎ工房の Pris。2着目です。裁断さえしてしまえばすぐ縫える簡単パターン☆ でもロックミシン縫いのため、我が家じゃ深夜には作業できないんですよね…。

生地・材料

身頃はリバティのエターナル柄「Edenham」の綿 100% ニット。かなり前に日暮里パキラで買ったものです。1m しかなかったため切替えは別生地 (スムースだと思う)。これが 160cm 幅だったので首の後ろを接がずに済みました。

実は別の生地と一緒に水通しをしたら、思いっきり色移りしてしまいました… (泣)。黒い生地と白っぽい生地を一緒に水に漬けておいた自分が悪いんですが、最近色落ちで泣いたことがなかったので全く頭になかったわ。濡れてるうちに対処した方がいいらしいんですが、乾いてから気づいたので時既に遅し。ワイドハイターで洗って写真では分からない程度になったものの、まだあちこちグレーっぽいです。

ボタンはいつものヒントさんで買ったプラボタン。指示書の通り 13mm のボタンつけたら小さすぎてすぐ外れるので 15mm をつけ直しました。伸ばしちゃったのかな。

アレンジ・補正

前回同様ポケットは省略。生地が足りなかったため袖は短くカットしています (合印の下 6〜7cm 位の場所を直線でぶった切っただけ)。8分袖位でしょうか? 袖口が広くなったのに合わせ、袖切替え布の幅も出しました。

作業の工夫・変更等

直線ミシンを持ち出すのが面倒で、袖口切替え布はロックで筒にして縫い代を交互に倒してます。でも前立ての下端は結局直線ミシンなんだな。

工夫ではないですが、前立てに伸び止めテープ貼り忘れたことに縫い合わせてから気づき、コバステッチの前に一旦ほどいてます (死)。今回やけにポカが多かった…。

感想

生地のお陰もあって可愛いカーディガンになりました。心配したほど子供っぽくならないのは流石リバティといったところでしょうか? 返す返すも色落ちが残念。あと秋服のつもりがあまり秋っぽくない (笑)。

次回以降のアイディア

冬を見据えてもう少し暖かそうな生地で作りたいです。簡単なので安い生地で作って、1シーズンで着倒すくらいの感覚でもいいかも。

リバティのPris横から
リバティのPris後ろから

【たまねぎ工房】09AW-D02 Dita 2着目

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【たまねぎ工房】09AW-D02 Dita 2着目

過去一度作ったパターンで2作目です…て、型紙的には随分アレンジしてますけど。今回は特に写真が分かりにくくてスイマセン。柄生地でも簡単に作れるよう、精一杯手を抜いてみました (笑)。まだホックついてないんですがほぼ完成ということで。

型紙・サイズ

たまねぎ工房 Dita 9号A袖。最近こちらのお店のパターンばかり作ってますが、確かこれが一番最初に買ったパターンだったと思います。ラインが綺麗なタイトドレス。

生地・材料

リバティ2010秋冬柄「Hanako」…だよね? いつもの Shaukat で購入。リバティで服を作る時は、柄名でググって他の方がどんな服にしてるか参考にさせて頂くんですが、この柄は同名の雑誌があるせいか非常に検索しにくかったです。

タナローンはお腹一杯なのでランタナ (綿80%、毛20%のビエラ) です。やや薄手かなとも思いましたが、店主様がブログに綿ローンプリントの Dita を掲載されてたので思い切って作ってみました。

アレンジ・補正

柄合わせがしんどいので、パターンの枚数を減らしました。まず2枚袖をくっつけ袖山をダーツに (店主様が上記ブログ記事でやってたもの)。袖スリットも自動的に省略…なので芯も省略。

次に前身頃。元は3枚のパネル切替えですが、型紙を横に並べると縫い代以外は重なることなく平面に納まります (少なくとも9号は)。なので型紙を貼り合わせて1枚にし、隙間は全部ダーツにしてしまいました。

更に、柄がごちゃごちゃして目立たないのでポケットも省略しています。両袖で2枚、前身頃で2枚、ポケットで4枚 (裏地含む) と、計8枚パーツが減った計算。今回とことん楽をしている…。

裾は 5cm カットしてミニ丈にし、CBのスリットを省きました。丈を短くするならスリットはなくした方が安心かと。

作業の工夫・変更等

身頃縫い代はCF側に、袖山ダーツは後ろに倒しました。身頃脇と袖下の縫い代は前後一緒にロックをかけ、後ろに倒しています (さり気なく手抜き)。裾と袖口はロック+二つ折りをステッチで押さえました…これまた楽な方に逃げている!

感想

アレンジで非常に簡単かつ気楽に出来ました。が、部屋の片づけや飲み会の合間に作っていたため、ダラダラ作業になってしまいました。時期外れの服は「作って着る!」というモチベーションがないせいで気乗りしないんですよね (と云いつつ3連続で長袖作ってる人)。前身頃パーツを1枚にしてしまうと面白みがなくなるので、無地なら普通にパネル切替えで作る方が素敵だと思います。もしくはダーツに飾りステッチ入れてみるとか。

しかしまあ、ちょっと1枚で着るには凄い柄ですね…。上に無地のカーディガンやシャツを重ねようかな。

次回以降のアイディア

今回はパーツを減らす方向で作業しましたが、逆にダーツの線を利用して後身頃をパネルラインに切り分けることも出来そう (で、外側内側で生地を変えるとかね)。作ったことのないB袖も一度縫ってみたいです。でもその前に、付けたことのないポケットを付ける方が先かもしれん…。

Dita後ろから
Dita横から

【たまねぎ工房】09AW-C01 Athena

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【たまねぎ工房】09AW-C01 Athena

この週末はニットソーイングの練習をしていました。作るのが簡単でかつ見栄えのするもの、家にある生地で縫えるもの (ここ重要) という観点で選んだものです。

型紙・サイズ

たまねぎ工房 Athena 9号。ロックミシン買い替えたら縫いたいなとフライングゲット (?) しておいた型紙。直線ミシンでも縫えないことはないようですが。

最初に見た時は正直「何じゃこら」と思ったのですが (済みません)、1枚で主役を張れる洒落たデザイン。

生地・材料

スムースかな? 素材も忘れました (合成繊維だった筈…ポリエステルかな)。『drape drape』掲載の服を作る予定で買ったものの、結局使わずに放置されていた生地。ツヤがあってテロテロしてます。

アレンジ・補正

デフォルトです。まだ暑いですが、どうせすぐ秋になるので (←気が早い) 練習がてら袖を付けました。

裾をロック&二つ折りにしたらツレて汚くなったので (泣)、袖口は巻きロックにしました…が、これまた褒められた出来映えではなかった (更に泣)。自分の腕の長さに合わせ 2cm カットしてます。

作業手順の工夫・変更等

後身頃のタックを 0.8cm の捨てミシンで止めるよう指示があるのですが、手順書通り前と縫い合わせるとこの捨てミシンが表に出ます…。結局表に出た部分を解きましたが、敢えて残しておくのが正解なのかしら。

感想

肩のないトルソーなので実際の着用と違いますが、御覧の通りドレープの美しい服。艶のある生地だと陰影も際立ちます。ちょっと前屈みになるとすぐ前に落ちるのでショルダースナップはあった方がいいかも。ちなみに自分の場合、横に落ちることはなさそうです。

布帛ですらテロテロ生地は避けているのに、慣れないニットでテロテロだったので悪戦苦闘しました (裁断は簡単だったけど)。ロックミシンはどうしてもメスの前で待ち針やクリップを外さなければならないため、テロテロの生地は特に縫いずれが起きやすいです。糊で固めておこうかと思いつつ、メスを傷めそうで躊躇するんですよね…。

次回以降のアイディア

半袖にすれば夏に着られるだけでなく、冬の重ね着にもいいかも。裾に切替え布をつけてもよさそうです。身頃と袖を配色にしたら重ね着風に見える…のか?

Athena後ろから
Athena横から