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夏コミ販売物リスト!

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 8/12 (土) (夏コミ2日目) に持ち込む予定の品物です。変更される予定がありますので御了承下さい。なお夏コミ終了後、当サイトで通販を開始します。当日会場においでになれない皆様、是非御利用下さいませ m(__)m なお『邂逅』は印刷部数増やして当初予定の1,000円より単価下げました (^^;)。

邂逅 第一巻
ジャンル 幽遊白書・黒鵺×蔵馬中心
発行日 2006.08.12
頁数 148頁
表紙体裁 フルカラー
サイズ A5版
価格 800円
内容 【小説本】第1回魔界統一トーナメントから3年、仕事の都合で大学へ進学した20歳の蔵馬はある晩、盗賊時代の親友・黒鵺に生き写しの人間・清春と出会う。桜恋唄の代表作『邂逅』が (作者) 待望の書籍化! 第1~16章収録。Web掲載の文章の一部手直し (殆どそのままです^^;) と桜枝自身による挿絵、あと登場人物紹介を足してます。
邂逅 第二巻
ジャンル 幽遊白書・黒鵺×蔵馬中心
発行日 2006.08.12
頁数 148頁
表紙体裁 フルカラー
サイズ A5版
価格 800円
内容 【小説本】妖狐の能力の封印を解除した蔵馬は、仕込まれていた罠によって霊体を破壊されてしまう。窮地の彼女を救いに現れたのは二十年前、黒鵺を人間へ転生させた妖術師・闇舞だった……。オリジナルキャラや前世の因縁も絡め事件は一層の混迷へ。第一巻と同時刊行で第17~24章を収録しています。
鵺蔵本
ジャンル 幽遊白書・黒鵺×蔵馬ONLY (アンソロジー)
発行日 2004.12.11
頁数 68頁
表紙体裁 色上質一色刷
サイズ B5版
価格 600円
内容 【小説&漫画本】桜恋唄発行の本じゃないです (^^;)。黒鵺×蔵馬の書き手さんがネット上で集まり漫画・小説を寄稿したアンソロジー。桜枝も何頁か黄泉×蔵馬気味の漫画を描いてます (発行が遅れたためこのサイトで先に原稿公開しちゃったんだよね…御免なさい。ちなみに『画楽多倉庫』にあります)。手元に5冊しかないし古いので会場で売り切りたい…。

 当日お買い物下さった皆様にフルカラーのメモ用紙を差し上げます☆ 多分余るので通販でも先着でお渡しすることになりそうですけど (^^;)。今回小説本だから時間があればパウチのしおりも作りたいなぁ。あとグッズ! 便せんなら出せそうな気もする (多分無理、期待するな)。でもその前にペーパー作らなきゃ……昔ペーパー作りに使ってた WordPerfect が使えないので何のソフトで作ろうか思案中です (死)。

『邂逅』第2巻表紙1

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『邂逅』第2巻表紙1

[060707追記] 大ボケかましてたので何度目かの差し替えです (詳細はこちらの記事参照)。一応今のところ、これで最終入稿予定になります。

[060704追記] 多分お気づきの方も多いと思いますが、最初にアップしてから既に5回以上再掲載しています (汗)。キャラクターの大きさを変更したり色調を補正したり蔵馬の体型 (ウエストラインとバストライン) 修正したり……まだまだ直し入れそうな予感 (-_-;)。

 さて問題です、この絵の総レイヤー枚数は何枚でしょう? ……ここには掲載していない裏表紙の分も含んでいるので正確な数ではありませんが、正解は計174枚です。……バカだね私 (汗)。自分の絵の描き方を見ていて気づいたのですが、基本的に「一色一枚」でレイヤー作ってるみたい。

 蔵馬だけかなり前に描いて男4人を3日で描いた計算になります。『桜枝作業日誌』に途中経過を掲載した通り、1人ずつバラバラのファイルとして描いて一気に合成。蔵馬だけそのままの色にして、後ろの男共は各レイヤーの上に単色のレイヤーを重ねオーバーレイで色味をつけてます。前にも描いた気がしますが黒髪キャラとはいえ一応全員髪の色味が違うという設定で、その設定色のレイヤーでオーバーレイをかけています。

 画面はごちゃごちゃしていますが制作の手間は第一巻の表紙の方が圧倒的に多く、この絵は実は大したことない (笑)。原稿用紙 (しかも第一巻のカットをペン入れした紙の裏…笑) にシャーペンで描いた絵をスキャン&大きさ調節、Painter の色鉛筆とスクラッチペンでペン入れ。Photoshop でパーツ毎にレイヤーを作った後再度 Painter へ戻り髪の毛をアニメ塗り。その後 Photoshop へまた戻って、髪の毛仕上げ→目入れ→肌塗り→服の順番で色塗り。「画竜点睛」ということで最後に目を入れる方も多いけれど、私は逆にキャラクターに命を吹き込むパーツだからこそ、最初のうちに描き入れてそのキャラの雰囲気を掴みながら色塗りを進めていきます。

 蔵馬のチャイナの縁取りは素材集『京染紙』から、背景の血しぶき (?)は『秘教機械 -Tantra Machine-』様で配布されている「血飛沫ブラシ2」を使わせて頂きました。超有名ドコロだから Photoshop 使いの方なら御存知だと思いますけど (^^;)。

 最初蔵馬の服はチャイナドレスだったのですが、太股が見えるファッションって凄いイメージ違うんですよ……しかもヤラしすぎて何か方向違うので慌ててパンツに変更した次第。最初左向いてたのですがチャイナの合わせが逆だったためひっくり返しました。後ろの男共は描きやすい順番に楠樹→鴉→清春→黄泉で描いています。女顔の方が描きやすい! 黄泉だけ手を入れなかったのは、角その他手間がかかりすぎるので回避したという理由です (苦笑)。

とりあえず1つ入稿

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夏コミ用おまけメモ帳

 済みません! 『邂逅』ではなく、それをお買い上げ下さった方へのおまけメモ帳を入稿しましたという話です (^^;)。実は mixi の方では数日前からこの絵の一部分を本人画像に使っているんですけどねっ。

 こちらは夏コミ会場で『邂逅』をお買い上げ下さった方 (2巻が無事入稿出来たら「1・2巻セットでお買い上げの方」になる可能性大) へのプレゼントとして作ったメモ帳です。単品売りはしません。夏コミで捌けなかった場合は通販で先着順に差し上げることにしたいと考えています。あと『邂逅』用にしおりを作る予定でいます (こちらは本お買い上げの方に1冊1枚で差し上げる予定です)。さー、来週入稿なので原稿描きに戻りますっ。多分今まで私が作った同人誌の中で一番気合い入った本になると思います。やっぱり幽遊白書大好きだ~!!

夏コミ当選しました

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 さーこれから地獄が待ってるぞ (笑)。

8/12 (土) (2日目) 東地区 K-38a

です! 『邂逅』1&2巻出るか!?……『絶対可憐チルドレン』便箋出しちゃうかも?……等々、予定だけはいくらでもありますが多分3割実現出来ればいい方 (笑)。とにかく8/12にお暇の方、是非桜枝まで会いに来てやって下さいませ☆

春高楼の花の宴

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タッキー&桜 (笑……滝廉太郎の銅像と桜の花です)昨日のことだけど、逝く春を惜しみ竹田の岡城趾まで行ってきた。先週が桜のピークでもう散っていることは予想がついてたんですが、まぁ大分県民なら一度は見に行かないとね。

何度も書いた通りこの岡城趾はあの『荒城の月』のモデルとなった城跡。高台の城の跡で大勢の人が盛りを過ぎた桜の下、宴 (つーかピクニック) を楽しんでいた。「天上影は変わらねど/栄枯は映る世の姿」が『荒城の月』の4番の歌詞。とは言っても今の人も昔の人も花見はお好きなようです。

桜は大分花を散らしていてあまり綺麗じゃなかったんだけど一応写真撮ってきました。そこそこ綺麗なところだけピックアップしておきます〜。

桜の古木
白い八重桜

桜が見頃です

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 開花宣言が先月22日に出てから2週間弱。ようやく大分 (というかうちの工場の敷地内) の桜が9部咲きになった。満開だと葉っぱが出てくるので8〜9割が見頃というのは皆さんご存知だろうが、それが平日になってしまうとは……。昨日は午前中は一時土砂降りで花見どころじゃなかったし。

 実は私には数年来抱いている悲願がある。桜並木じゃなく「桜の森」を見てみたい! 1列2列じゃなくて群生している桜の木。川沿いの桜とか校庭をぐるりと囲む桜じゃなく、固まっている桜を見たいのです。県外でも全然構いませんので誰かそんな場所をご存知でしたら教えて下さい。

プレ長崎さるく博 [2]

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一人プレさるく博2日目 (苦笑)。起床は8時半で、朝御飯なしで出掛ける準備をしてチェックアウト。朝から早速気づいてしまった、買ったばかりの V570 のケース失くした……。もういいよ、ちゃんとしたケース買ってやる! 今日の予定は新地中華街と、昨日あまり回れなかったグラウンドゼロ近辺。まずはホテルから近い新地中華街へ向かった。何でも新地中華街は日本三大中華街の一つだそうで (夜景に引き続きまたかい) どんな大きな所か……と思っていたんだけど、ものの10分あればぐるりと回れるサイズだった (^^;)。朝御飯を食べたかったんだけど開店時間が遅い店が多く、結局昼に回そうと考えて朝御飯を諦め、再度電車に乗って浜口町へ向かった。真っ直ぐ平和公園方向に向かっても良かったのだが、まずは腹ごなしをと思い長崎西洋館のサンデーサンでイチゴティラミスパフェとドリンクバーを注文。何で長崎まで来てこんなの食べてんだ私は (笑)。で、時間を見計らっていざ原爆落下中心地公園へ。

長崎の原子爆弾投下時刻は午前11時02分。どうしてもその時間にグラウンドゼロにいたくて急ぎ足で歩いた。実は2年前にも来ている場所だけど、方向音痴の私1人では案の定迷う羽目に……慌てたけど何とか時間五分前に到着。原爆の被害を残した地層を見学したり、マリア像を見上げたりして「その時」を迎えた。写真を撮る人、走り回る子供、色んな人が訪れていた。今から約60年前に一瞬にして焦土と化した地点。感傷に浸るというより、今自分がその地に立っていることが不思議だった。

二年前には時間の関係もあって入らなかった原爆資料館にようやく入ることが出来た (昨日のリベンジである)。入口は一階だが受付が地下二階であることに注意 (何故!?)。あと、一人で行くと色んな意味でどっと疲労する……何万という死者の思いが漂っているように感じられる場所なのだ。写真撮影は禁止なのでカメラをカバンに引っ込めた。高熱で泡が立った瓦や11時2分を指したままねじ曲がった時計や熔けたガラス瓶や、見ているだけで鳥肌が立つような展示品が並んでいた。原子爆弾の後遺症に苦しむ人達の写真や手記、原爆投下に至るまでの経過、そして現在世界中に存在する核弾頭の配置箇所を示す模型やミサイルの実物大模型……一つ一つ見ているうちに何だか泣きそうになってきた。悲しいとか悔しいといった言葉で簡単にまとめられない感情でやりきれなかったのだ。ふと顔を上げると、金髪碧眼の若い男性が真剣な目で展示を見つめていた。私よりもきっと若いだろう。何処の国の人だったんだろう? 日本と共にファシズムへ走ったドイツやイタリアの人だろうか。それとも原子爆弾を作り、長崎に落としたアメリカの人だろうか。それとも他の国から平和を考えるために訪れた人だろうか。とても勇気がなくて声をかけられなかったけど、彼に色々今の思いを尋ねてみたかったな。

資料館を後にして次に向かったのは浦上天主堂 (途中で如己堂寄ってますが)。隠れキリシタンの末裔がキリスト教解禁後建てた教会で、グラウンドゼロに近く多くの人が被爆した曰くの場所である。実はここも前に訪ねたことがあるんだけど中に入れなかったので今度こそと期待を込めて行ってみた。が、ダメでした。残念! 丁度お昼時で売店までもが休みだった…。中に入れないのが悔しくて、入口にレンズを近づけて内部の写真を一枚ぱちり。ステンドグラスを透かして青い光が建物の中を満たし、何とも言えない美しさだった。大浦天主堂より綺麗だったなぁ…。

写真1:原爆投下中心地公園・浦上天主堂

10分程度の滞在で天主堂を離れ、しばらく歩いて平和公園へ。一番最初に目の前に飛び込んできたのでいきなり売店に入った私 (笑)。長崎市内でよく見かける、ガラス製の天使の置物を買った。並んでる私を無視して後ろの人から会計し始めたのでぶつぶつ文句言ってたら消費税分の20円おまけしてもらっちゃった (-_-;)。平和公園といえばあの独特のポーズを取った男性像が有名。記念撮影してる人が沢山いたけど V570 の超広角レンズのお陰で銅像に接近することが出来、画角に人を入れずに済んだのが幸い。すぐ近くの平和の泉では昨日行った平和祈念館前の泉同様、水を求めて亡くなっていった人達の霊を慰めている。そこを通り抜け電停へ戻ろうとしたら何と旅行者と思しき女性に道を聞かれてしまった…。どうやら彼女はグラウンドゼロへ行きたいらしい。幸いさるくマップを持っていたのでここから離れていることを説明して差し上げた。そう、あのブロンズ像と爆心地が同じ公園内だと思ってる人は結構多いと思いますがそれは大きな勘違いです (私も前はそうだったんだよね)。

写真2:平和公園

路面電車で一気に新地まで戻り、再び中華街へ。お店に入ろうと思ったけど一人だとなかなか種類を食べられない。ので、店頭販売してる角煮まんや豚まんを買い込み、中華街に面する公園で食べることに。美味しかったー! 時間がたっぷりあるのでぶらぶら歩き、ちょっと奥の唐人屋敷の方へも行ってみた。足が疲れてて奥までは行かず、福建会館でストップ。旅の女神である媽祖様に帰りの道の安全を祈願し (※正確には海運の神様らしいので高速バスに効果があったかどうかは不明 ^^;)、尻尾の短い猫ちゃんを観察して戻ってきた。

写真3:中華街の門 ※福建会館の写真は下へ!

3時頃に長崎駅へ戻ったのだが高速バスの出発には2時間ほどあるので、欲張ってもう一つ施設を回ることにした。ローマ法王から聖人に列せられた日本二十六聖人の殉教地だ。駅から歩いて五分程度の所にこんな所があるのか……長崎は奥が深すぎる。殉教の丘の傍に記念館があり、二十六聖人やその他キリシタンの資料が展示されている。実は……私、殉教の歴史に触れるのは苦手。何というか、やっぱりやりきれない思いがするんだよね……。宗教心の薄い私だけど処刑の様子なんかはリアルに想像出来てしまうのでどうも (-_-;)。同じ人間がどんな思いで拷問を加えたのか、そしてそれをどんな風に赦したのかを考えると眩暈がしてくる。うーん、最後に訪ねるにはちょっと重い場所だったかなぁ。記念館内で「写真撮影禁止」の文字は見なかったけど何だか妙な物が映りそうな雰囲気が漂っていてとてもカメラを手にする気になれなかった……。

写真4:福建会館・日本二十六聖人殉教地・etc.

バス出発までアフタヌーンティでお茶したり駅の中で『絶対可憐チルドレン』と『ジゴロ次五郎』の最新刊を買ったりコンビニで食料調達したりして時間を潰し、また4時間弱かけて大分に戻ってきた。ふえー疲れた! でも戻ってきて写真整理したりさるくマップ読み返したりしていると行き足りない所が一杯あったと感じる。もっと欲張っても良かったかな? グラバー庭園や夜の稲佐山は一人じゃいささか淋しいし、原爆資料館は一人ではやや重い。今度行くなら最低二人で行きたいわー。今回は休みの関係で前倒し旅行になってしまったが本当の長崎さるく博は4/1から。皆様、今年は九州旅行の際は是非長崎へ足を運ぶことをお勧めします! そしてもし余裕があったら大分にもお立ち寄り下さい〜。

プレ長崎さるく博 [1]

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3/19・20の2日間、連休を利用して (いや、20日は有給休暇…) 長崎へ旅行してきた。すっかり年取ってしまったので、3連休以上じゃないと泊まりがけの旅行に行く気にならない (苦笑)。今まで乗ったことのない愛媛へのフェリーで四国に渡ろうとも思ったけど行ってから楽しいのはどっちだろうと考えて長崎にした (愛媛だと車ないと動けそうにないんだもん)。実は私にとって長崎は2回目の訪問。最初は社会人1年目の年に当時北九州勤務だった大学時代の同期と一緒に九州一周ドライブへ行った時だった。

思い出話はさておき、今回の旅のきっかけは数日前に駅で見つけた「長崎さるく博’06」のパンフだった。「さるく」とは長崎弁でそぞろ歩くという意味で、今年の4月から街を挙げて「日本ではじめてのまち歩き博覧会」と銘打って始まるイベントだそうだ。要するにテーマに沿ってコースを設定し、ぶらぶらと長崎の街を徒歩で観光するという催しらしい。長崎といえばキリシタンの街、中華の街、そして原爆の街。見るべきものは沢山ある。前に行った時は精霊流しのお祭りの日で殆ど市内観光が出来なかったから、今回は一人のんびりと歩いてみようと思ったのだ。しかし GW は九州から脱出したいし、4月からの博覧会を待ち切れない! ええい見切り発車で行ってしまえ……というのが今回の突発旅行の始まりだったのだ。

大分から長崎へのアクセスは鉄道より高速バスの方が速い。約4時間を音楽を聴いたり居眠りしたりしてやり過ごし、11時に長崎に到着! 真っ先にしたのは長崎駅の中で「長崎さるくマップブック」を手に入れること。たった300円でさるく博の全コースの地図が入手出来る。さるく博はまだ始まってないが観光のツボを押さえていて長崎の旅にはもってこいのアイテム! あと観光案内所でもう一つ「観光パスポート」をゲットした。1500円で長崎市内の路面電車一日乗り放題&グラバー園や原爆資料館等の施設の入場料付というアイテム。実は出発前に殆ど行き先の目星をつけてきていたので、どの方面の電車に乗ればいいかをマップで確認。ちなみにこの時点で行く予定だったのは出島・南&東山手・稲佐山・新地中華街・平和公園&原爆資料館・浦上天主堂だった。

最初に向かった出島では、水辺の写真を撮ることに終始してしまった。出島ワーフ周辺をうろついただけで終わり…というのも早く山手の方へ向かいたかったから (単に昼御飯の関係)。あと見学施設が一つ、現在入館不可になっているためでもあった。というわけで、出島電停から再度路面電車に乗って、今度は築町で下車。実は山手の方へ向かうには築町で乗り換えをする必要がある。

次に降車したのは大浦天主堂下電停。実はパスポートの無料見学可能施設の中にべっ甲工芸館と旧香港上海銀行長崎支店記念館があり、それがこの電停から近かったから。だけどそれより前にお昼ご飯! 実は近くに「四海楼」という中華料理屋があり、ここが長崎ちゃんぽん発祥の店らしい。長かった…30分以上待たされた。別にそこまでちゃんぽん食べたかったわけじゃないんだけど、この店を逃すと次に何処に食べ物屋があるのか分からなくて。多分店が混雑していたのは私と同じ心配を抱いていた人が多かったせいだろう。まあ、ちゃんぽんはそこそこ美味しかったですよ (元々そんな好きな食べ物じゃないのでこの程度の感想)。

昼食後はパスポートで無料になる施設の見学に行った。いざ入ってみるとべっ甲工芸館は今やワシントン条約 (だよね) に抵触するべっ甲の見事な彫刻などが展示されていてなかなか興味深く、旧香港上海銀行は何と一階でピアノ教室の発表会をやっていた (笑)。ここに展示されてた頓珍漢人形って一体何なんだろう……また一つ正体不明の物を発見してしまった (^^;)。銀行跡を出て急ぎ足でグラバー園に向かう手前で、もう一つパスポートで無料になる施設があった。孔子廟である。言わずと知れたあの「子曰く」の論語でお馴染みの孔子を祀った場所。壁一面に論語が書かれていたり賢人達の白い石像が立っていたりしてなかなか異様な雰囲気だった。でも街中を歩いていていきなり現れるこの真っ赤な建物自体が異様かもしれない……。

写真1:四海楼
写真2:べっ甲工芸館・旧香港上海銀行長崎支店記念館
写真3:孔子廟

さて、いよいよグラバースカイロード (グラバー園に通じる斜行エレベーター) の入口前までやって来た。今回の旅の一番の目的はこの周辺を歩くことだったので気持ちも逸る。あと○○と煙は高いところが好きという言葉通りなのか、高台に出るとどうもワクワクするんだよね (苦笑)。

スカイロードを上り続いて垂直エレベーターにも乗って、グラバー園の第2ゲートに辿り着いた。うわー絶景! 眼下に長崎の街が広がっている! やっぱり山と海が近いところに家が密集していると綺麗だよねー (と書きつつ大分が何故綺麗に見えないのか同時に不思議になってしまった)。グラバー園がどういう所かと尋ねられると「洋風の建物が密集しているところ」としか答えられないけど、とにかくこのロマンチックな雰囲気は是非カップルで訪問することをお勧めします。

あ、ロマンチックで思い出した。グラバー園周辺の石畳にはハート型の石が3箇所あり、触れてお願い事をすると恋が成就するらしい。私は残念ながら2つしか見つけられませんでした。でも駅で配ってたパンフには「3箇所」とあるけど、園内でもらった地図には2箇所しか書かれてなかったんだよー! もう1個あるとしたら何処だったのか気になる!

洋風の建物を適当に散策し、今度は大浦天主堂へ。ここもグラバー園からは目と鼻の先。ステンドグラスの美しい教会だった。私はクリスチャンじゃないけど長崎の街に来ると何となく敬虔な気持ちになる……かつて世界に二度しかない惨禍を経験した街だからか、街中に「祈り」を感じるんだよね。ちなみにこの辺で一つお土産というか記念品を買った。べっ甲の小さなペンダント。丁度 WBC 韓国戦が終わったくらいの時間で、店の中で「日本が6対0で勝ちました」なんてアナウンスが流れていた (笑)。

写真4:グラバー園 [1]
写真5:グラバー園 [2]
写真6:大浦天主堂・etc.

ちょっとゆっくりしすぎたけど欲張って、電車で一気に反対側の街へ向かった。浦上周辺…そう、原子爆弾の落下地点・グラウンドゼロの近辺だ。パスポートの中に原爆資料館無料入場が含まれていたためなんだけど、辿り着いたらなんと時間オーバーで追い返されてしまった。だってパスポートには17時30分閉館としか書かれてないんだよ!? 17時まで入場しろなんて知るかー (実はさるくマップには書かれていたので知ってたけど…でもパスポートに書かれてないのは絶対変)!! 釈然としない気持ちを抱えたまま平和祈念館へ。ここは原爆の犠牲者の名簿を収めた追悼施設で、建物の内部には資料館と祈りの部屋が、外には水を求めて死んでいった人達を慰めるための泉 (溜め池?) がある。

日もそろそろ沈んでくる6時頃、宿泊先の長崎ビューホテルに入った。楽天トラベルの「新社会人応援プラン」とかいうコースで通常9千円近い宿泊料が半額程度になっているお得プラン!…なんだけど、社会人4年目に突入しそうな私が知らん顔して使っていいのか (受付の人も何も言わなかったからヨシ)。ツインを一人で贅沢に使わせて頂いた。

ホテルに一旦戻ったのは実はデジカメと携帯の充電が切れたから。ほんの30分程度充電して再度電車で長崎駅へ向かった。今日の最終目的地・稲佐山へ向かうためである。長崎は坂が多く建物も密集していて夜景がとても美しい街として知られている (何でも日本三大夜景の一つらしい)。1000万ドルと称えられるその夜景をこの目で確かめてやろうじゃないかと、女単身薄暗い稲佐山へと向かったわけだ。学生時代に住んでた仙台はそこそこ綺麗な夜景が見られる街だったけど大分は全く駄目で、久しぶりに夜景を見たいという思いもあったためだ。まあ私以外にも一杯人がいたから怖くはなかったけどねー。しかもロープウェーまで出来ててしっかり観光地化してるし。

実際に見た感想だけど「1000万ドル」は大袈裟かなぁと。1/10の100万ドルくらいまでは値切ろうかな (笑)。長崎の夜景が物足りなかったわけじゃないんだと思う。夜景ってやっぱり一緒に見る人がいて、その価値を充分理解出来る気がするんだよね。それが今回の私にはなかったために「減額」になっちゃったんじゃないだろーか。あ、今回は先日買ったばかりの KODAK V570 を持って行っての旅行だったんだけど、稲佐山で初めて後悔しました。このカメラ自分でシャッタースピードとかコントロール出来ないから、全然夜景映らないの!! 三脚以前の問題だった (涙)。

写真7:稲佐山からの夜景 (あまり綺麗じゃない)

適当なところで長崎駅に戻り、駅の中で夕食。長崎に入ってから中華づいてるので中華にしたけど、口に合わなくて大変だった…。その後ホテルに戻って自慢の10階の展望風呂に入ってきたものの、風呂の中では眼鏡外さなきゃいけないので景色は全然分からなかった (死)。この日はもうぐったり疲れておしまい。明日の計画は明日立てることにしよう。お休みなさいzzz

Kodak EasyShare V570 撮ってみました [2]

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わざわざ載せるまでもないけどパノラマ写真撮ってきたので、いかにパノラマ撮影が難しいかの例として載せておきます……つーか、ここから下は本当に恥ずかしい写真のオンパレード!

■臼杵駅前パノラマ1
臼杵駅前パノラマ1
……空の色と地面の色が画面左・中央・右で全部違う……有り得ない (TT)。このカメラはパノラマ撮影をする際は左から右、もしくは右から左へ3枚の写真を撮って合成する。その際露出等は全部固定になるはずなんだけど……何故こんなに色が変わったんだ!?

■臼杵駅前パノラマ2
臼杵駅前パノラマ2
上のリベンジとして撮影したはずが、左と中央は繋がっているものの右が合ってない。実はバスがいた関係で右を撮った後真ん中の写真を撮るまでに結構間が空いてしまったため。

■臼杵駅構内/ホーム階段
臼杵駅構内 臼杵駅ホーム階段縦のパノラマ写真も面白いぞ! ……という例を撮りたかったのに、左は床の繋ぎを完璧に失敗してるし (でもタイルに沿って繋いでいるのが面白い)、右は階段の手すりが非常に惜しい。でも写真としてはやっぱり面白いでしょ? どちらも 23 mm で撮影しているのでかなり広角ですが、臼杵駅はそんなに天井高くないです (笑)。

撮影しての感想だけど、あくまで「アマチュアが楽しんで使うためのカメラ」という感じ。画素数では圧倒的に勝るはずなのに、画像自体は私のもう一つ持っている Nikon Coolpix 995 の方が美しい。V570 は偽色が出てるんだよね。ピントも甘いし。あと最近のカメラに多い補正機能はこのカメラには搭載されていないらしい。ホールド感も決してよくないので私のようによく手ぶれする方はより細心の注意が必要そう。あ、よく言われる「画角に指が入ってしまった」ということは私はなかったです。カメラの持ち方のくせが出るんだろうな。

今日が晴れていたのでちょうど写せたけど青空の色はさすがコダックの表現力! 独特のコダックブルーに仕上がっている。かなり見た目と違うので「記憶色」を再現するカメラ……という評価が妥当だろう。小さいし旅行先に持って行って記念撮影して来るにはぴったりだと思う。広角だから色んなものを一度にフレームに収められるしね。

書き忘れてた。今回の撮影は全部「歪み補正」機能 ON で撮ってます。レンズが広角になればなるほど歪曲収差が出るけど、このカメラではある程度それを補正してくれる。まぁ Photoshop も最近のバージョンだと補正機能あるから、わざわざカメラでやらなくてもいいのかもしれないけど。でもパノラマ撮影時に歪んだ写真でステッチするのとそうでない写真でステッチするのでは違うかも……。あと、このカメラは一応5メガピクセルを謳っているがパノラマ写真は3枚を合成する関係か画素数が落ちるので注意。しかもパノラマ写真のサイズは必ずしも一定せず、少しずつ縦横比が変わるのでこれも覚えておきましょう。

まあ色々書いたけど、結論づければ「このカメラの魅力は画質ではなく超広角レンズ&即時パノラマ合成」! 私はこの点でこのカメラの値段は妥当だと思うし、面白い物好きの人には自信を持ってお勧めします♪

Kodak EasyShare V570 撮ってみました

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出張で電車に乗ってきたので早速 V570 の性能を試してみることに。パノラマ合成は斜めの線などが入るとソフトウェア側の解析が狂いやすいらしく、その意味では線路や電線が並ぶ駅というモチーフはかなりの難敵になるはずだ。……という予想の元で撮影してきたんだけど、やっぱり難しかったみたい (^^;)。

私が今回のカメラを買った一番の理由が「カメラ単独でパノラマ写真が撮れる」ということだったので、何より先にパノラマ撮影をしてきた。かなり苦しい写真が並ぶけどまずは見てみて下さい (1枚目の写真だけ原画にリンク有…約 1.4 MB)。

■延岡駅前
延岡駅前パノラマ
今日撮影したパノラマ写真の中では一番マトモ。見ての通りかなり惜しい! 真ん中と右の写真のつなぎ目、地面の赤い部分がズレてる以外はほぼ完璧。これくらいならレタッチで何とかなる。

■特急きりしま・ひゅうが
特急きりしま・ひゅうが (23mm 撮影)
失敗写真の一つ……比較的近い位置での撮影だったため? 超広角 23 mm で撮影し繋いだもの。

■特急きりしま・ひゅうが (2)
特急きりしま・ひゅうが (39mm 撮影)
これも真ん中と右の繋ぎ目がズレてる。上と同じモチーフを 39 mm (要するに超広角レンズじゃない方のレンズ) で撮影したもの。

■臼杵駅前石仏
臼杵駅前石仏・テレ端 臼杵駅前石仏・ワイ端 これはパノラマに非ず。デジタルズームを使わずにどれだけテレとワイドに寄れるか…というテスト。左が一番ズームをかけた時で 117 mm 相当、右がワイドレンズ 23 mm。撮り忘れたのだが、2つのレンズのうち通常レンズ (23 mm じゃない方) は 39 mm までしか寄れない。で、この 23 mm レンズはズームが使えないという大きな問題がある。23 mm と 39 mm って結構間があるんだよなぁ……撮影者が歩いて寄れる被写体ならいいけど駅のホームみたいな場所じゃ難しいよね。

まだ写真はあるんだけどまずはこんな感じで! 見ての通りパノラマ機能は結構難しい……人工物は手強いみたい。次の記事で残りの写真と使った感想をアップします。