【Vogue Patterns】No. V8352 上半身のみ

Vogue Patterns V8352

Vogue Patterns の V8352 です。元はローウエストのシャツワンピースで、セール対象外だったも拘らず買ってしまいました (これだけ $20 くらいした)。大き目のオープンカラー (絵型では一応閉じられてるけど開けて着る方がスッキリする)、上半身は結構タイトで下半身はふんわりギャザーなシルエット、ローウエストな切替も60年代風で好みです。リバティに良さそうだというのが最大の購入動機。とはいえ海外のパターンで服を作った経験は殆どなく、しかも Vogue は初めてでサイズ感が掴めないため上半身の部分だけ試作してみました。あ、作ったのは結構前です…5月だったと思う。

サイズは8と10で迷ったのですが (Vogue は全体的に少し大き目という情報のため)、最近上半身がキツいことが多いので10のラインでカットしました。製造終了品でサイズ選びに失敗したら取返しつかないのに、それでも「写して使おう」と思わない辺り面倒臭がりの性格が出てしまってます (薄葉紙みたいな紙でトレースが大変だったのが最大の理由なのですがね)。今回はブラウス部分だけで、デフォルトの上半身だけだと丈が短いのでパターンの状態で 8cm 延長しました。

用尺は 135cm 幅の海外リバティでジャスト 1m です。柄は 2010SS「Frances Eve」。運よく前開き部分で柄も合わせられましたが、前後で合わせる必要があったら多分無理だった (苦笑)。柄合わせがなければ全部の身頃を横1列で取れたなぁ。襟、袖、バイアステープ (袖口用) は全く気を使っていません。

襟つけ部分

前身頃は見返し続きで中に折り込むタイプ。台襟はありません。このパターンで説明されてるやり方の襟付け (=内側の首後ろ部分や前見返し肩の部分をまつり縫い) は久しぶりでした。写真では分かりにくいですね…御免なさい。袖口のバイアスくるみも裏はまつり指定でしたが、流石に飽きたので勝手にコバステッチに変更しています。

胸ダーツ

少し難しかったのが胸のダーツでした。上と下で微妙に線の長さが違い、中心で切り離してから上を伸ばし気味に縫うんです。しかし切り離しても端始末できないため、無理矢理アイロンで伸ばして切り離さずに縫ってしまいました…。MPL の B201 作った時みたいにバイアステープでくるめばいいのかな。あ、切込みを途中までにすればロックミシンもかけられるか (でも実は説明は「割る」指示になっている…それこそ端始末どうするんだ)。

袖山アップ

脇線や肩線は「割る」指示になってるところですが、全部前後同時にロックして後ろに片倒ししてます。この辺は楽してます (^^;)。肩の可動域を確かめたかったので敢えて袖ありver.にしました。しかも敢えて一番可動性の悪そうな半袖… (長袖分の布がなかったのも理由)。パターンが薄葉紙で扱いにくかったこと以外は特に困ることもなく、縫い代が 1.5cm であることさえ忘れなければ頭を悩ませることもありませんでした。ただ襟は完全に失敗! 表襟と裏襟同パターンで、案の定裏襟が余り気味になってしまいました… (別パターンがデフォの MPL を改めて見直した)。

ボタンはオカダヤさんで買ったプラ製の透明なボタン。涼しげで夏っぽいです♪ 着る時はオープンカラーですが、一応閉じることも出来ると云うことで。

襟元アップ

では肝心の着心地。最近やたら小さい服ばかり作っていたこともあり、かなり楽に着られます。パッケージ写真のようなフィット感はないのでパタンナーの意図より大きめだと思うのですが、補正なしではこれが限界。逆に反身補正を入れればサイズ8でもいいのかもしれません。次はワンピースで、上半身に少し補正入れて作ります! そういえばこのシャツ、弁理士試験の日に着ていたので会場にいらした方は「あいつか!」と私のこと思い出されるかもしれませんね (笑)。