年が明けてからシャツだのジャケットだの面倒なものばかり作っていました。私は完成品を着ることより作ることの方が楽しい人間なので作り甲斐のあるパターンが好きなんですが、時間かかる物ばかりだと布の在庫がなかなか減らない…。
という訳で今回は「嵩張る布をなるべく簡単に減らす」というコンセプトの下、在庫のニットを縫いました。目に見えて在庫の体積が減るので気分いいです (笑)。
型紙・サイズ
たまねぎ工房「Balloon」9号 98% 出力 (ニットなのでいつもより小さ目)。ショップの初期のパターンで結構前に買ったものですが、縫うのは今回が初。我が家に沢山あるリバティだと皺になりそうだし、かといってテロテロした生地もなーと躊躇していたのです。化繊のテロテロは縫うだけでなく着るのも苦手です…すぐ傷だらけにしてしまう雑な性格なので。
生地
楽天市場「布の店ブーケ」で買ったコットンの鹿の子ニットです。ニットにしては伸びません。うっすら起毛してあってヴィンテージっぽい雰囲気 (というのが商品説明だった)。アパレルか何かの依頼で生産したものの、ボツになったため格安で販売…という触れ込みでした。
訳はわかんないけど泣くのはイヤだ笑っちゃおう♪オーバー・ダイして ピーチ起毛の奥行きのあ… |
厚みもあり雰囲気たっぷりの生地ですが、鹿の子なのに裾が丸まるし皺は目立つし、扱いは面倒臭かった…です。秋冬っぽい色だけど生地自体の温かみはあまりないかな (綿100%だしね)。
切り替え布は黒のニットです (組織よく分からないけどポンチ?)。身頃に合わせてあまり艶のない生地をチョイスしました…というのは建前で、家に余っていたニットです。これまた在庫消費の一環。
アレンジ・補正
パターンは一切修正なし。生地に厚みがあるため、裾はロックかけて2つ折りにしステッチで押さえています。ニットなので共生地のベルトは作りませんでした。
作業手順の変更等
特になし。切り替え布が身頃より伸びやすいため、接着芯は敢えて布帛用を使っています。身頃や袖の縫製はロックミシンで行い、切替え布だけ直線ミシンでつけました。
感想
1枚でサマになる便利なワンピースになりました。しっかり分厚いので着てて安心感があるのも嬉しいです。ニットにしては皺になりやすいのが難点ですが、洗濯後吊るして干せばアイロンかけなくても大丈夫そう。
縫製の最難関はやはり後ろのV字開きでした。布帛なら苦労しなかったと思うのですが、平気で生地が伸びるので縫いズレが起きやすいのです (今回は中央で左右に分けて縫いました)。あと身頃の生地は思ったより分厚くて、袖口のギャザーが切替え布の中でもたついています。ギャザー寄せるパターンにはあんまり向かないのかなぁ。
次回以降のアイディア
9号の型紙を作り直すの面倒なので次もニットかな (こら)。ブラウス丈にカットしても可愛いですね。それより生地の残りを何に使うかが悩みです。
後ろからの写真の色が何か変で御免なさい。撮り忘れてて後から追加したので…。あと横からの写真でロックミシンの糸の色が適当なのがバレバレですね。