御免なさい、写真は未完成のうちに撮ったものなので鳩目が一部ついてません…。
時々無性に大物を作りたくなります (アウターは基本的に「大物」と思ってます…)。年末はコートでしたが年が明けてからはジャケット、しかも3枚目! 一昨年の末に生地だけ買ってあったのをいい加減片付けたいなと。ずっとリバティ消費計画遂行中だったのですが、薄手のリバティよりこういう嵩張る生地の方が部屋狭くしてるよね…。
10日で出来ると踏んでたのですが、花見行ったり出張行ったり歯医者行ったりで半月かかってしまいました。でもこの気温ならまだ着られる筈。
型紙・サイズ
MPL の「J0310 ライダースジャケット」4号。現行品ではなく随分前に廃番になった方です。チンフラップやベルトのついたハードな雰囲気のジャケット。でも裏ついてないので実際これでバイク乗ったら寒そう。
生地・材料
孝富で買った10オンスデニム…だと思うんですが記憶が曖昧です。色の薄いデニムがあまり好きじゃないので黒や濃紺ばかり買ってしまいます。まあ紺色がマイブーム中だし!
今回は着心地を考えて袖に裏地をつけてみました。先日ハイネックシャーリングブラウスを作った残りのキュプラ/綿です。色はさておいて柄が適当すぎますが、まあデニムのジャケット腕まくりして着ることもあるまい…。
表地の縫製はスパン30番で、ステッチもそのまま同じ糸でかけています。縫いのアラが目立たぬよう、生地と同系色で少し明るいくらいの色にしました (でももう少し明るくてもよかったか)。Wステッチにしたら糸の消耗が激しく、今回は一番小さいサイズで3個使っています (何度も解いたしね…)。
今回はオカダヤで調達したタックボタンを使ってみました。バックルもオカダヤです。比翼に隠れるボタンは平らな物 (いつものヒントで購入)。鳩目は前にトレンチ作った時の残り。
アレンジ・補正
型紙が4号なので幅出しも考えましたが、型紙多くて面倒臭いのでゆとりがありそうなので今回はそのまま。前肩補正もしませんでした。
袖裏は表のパターンをそのまま使い、縫い代を 7mm にして 5mm キセをかけただけ。袖開きは下図のような感じ (クリックで拡大します)。開き部分を作った後でそれぞれ筒にし、表裏一緒に身頃やカフスと縫い合わせています。
あとバックルが重くて落ちてたので横 (服本体ではなくベルト側) にループをつけてます。3×12.5cm の生地を輪にして4つ折りにしただけ。でもやっぱり収まり悪いのでバックル付け替えるかもしれません…。
作業上の工夫・変更等
袖が大変そうだったので一番最初に作っています。小物もなるべく早い段階で作っています (が、やたら時間かかった)。あと今回はWステッチにしたため、なるべくまとめてステッチをかけられるようにしました。
AHの伸び止めテープは生地の表側に、縫い代の中に隠れる幅で貼っています。裏側であろうとテープが出るのはあまり好きじゃないです。タックボタンを使う場合、裏衿のボタンは表と縫い合せる前につけるのを忘れずに!
感想
3月中に完成すると思ってたら比翼裏用のボタン買ってなくて4月に持ち越してしまいました。大変だったけど比較的扱いやすい生地の上、裏地もないので (自分で袖裏でっち上げましたが) 幾分気楽だったかな。
ステッチ幅はいつもの癖で 2.5mm にしたのですが、もっと広くすべきでした。Wステッチの間隔は目分量なので場所によって違うけど気にしない!…で下さい。縫製はまだまだ下手くそです。
今回は何故か左右を間違うミスが多発しました (表衿と裏衿も間違えた)。あと、比翼作りで地味に苦労しました。布が厚すぎて 5mm を綺麗に折れなかったので内側の端はロック始末で妥協しています。タックボタンは全体的に取付けが甘いです。特に前開き一番上! 一番目立つ場所なのに不良品が混ざってたようで、抜けないけどくるくる回る状態。外す方法があればやり直したい。
今回の大ポカは袖裏です。実は一方の内袖だけ布目を間違えて裁断しまい、布が足りなくて切り直しも出来ずそのまま縫ってます。あと見て見ぬふりしてますが、チンフラップが型紙と全く違う形になったのは何故!?
反省点を多々残しつつ何とか縫い上げて、とにかく達成感だけは凄いです。頑張ったので肌寒いうちに活用しないと。シルエットは予想 (もとい他サイト様レビューからの想定) より細く、肩周りだけでも幅出ししておけばよかったかな。まあ怒り肩気味のパターンなので幾分楽ですけど。個人的推測ですが「バイク乗るためのジャケット」なのでハンドル持つのに邪魔にならないよう怒り肩になってるんじゃないかな。
次回以降のアイディア
もし作るなら明るめの色で。コーデュロイなどもよさそう。でもしんどかったので当分作らないと思います…。