寒い日と暖かい日が混じり合う3月になりました。この春はパステルカラーよりも淡い「シャーベットカラー」が流行っているそうですが、肌の色やキャラ的に全く似合わない私 (死)。流行には乗れなくてもせめて柄は春らしくと、桜の花のリバティで緩めのシャツワンピースを作ってみました。
型紙・サイズ
Mパターン研究所の「B1004 ネックギャザーシャツ」5号。今の季節は下に重ね着することも考え、ゆったり且つ作りやすそうなパターンを基本に選びました。布に余裕があることを確認して長袖に。まあ夏の柄じゃないしね…。
アレンジ・補正
- 前肩補正
- 前回書いたので省略。補正が既に終わっていたこともこのパターンを選んだ理由でした。
- デザイン変更
- 布が 135cm 幅×2m もあって余りそうだったので、丈を 20cm カットしつつ 41cm のスカートを付けて膝上丈のワンピースにすることにしました。単純に裾を延長せずギャザーを寄せて切替えたのは、リバティにありがちな「皺」を少しでも目立たなくするためです。
- 前後身頃の裾を 20cm カット
- カット後の裾周囲を測る
- 扇形を描き、前後共通のスカートとする
図中の「x」は裾周囲の2分の1の長さです (今見たらこの角度大嘘だな…もっと鋭角です)。41cm はスカートの長さで、82cm はその倍。地の目はFC/BCと平行に。前身頃の方が裾が長いため、後ろの方がギャザー分量が多くなってます。
実際の作図は Adobe Ilustrator でやりました。「パスのオフセット」機能を使うと縫い代も簡単につけられるので便利です。裾は 0.5mm の三巻きです。もう少し折る予定が予想以上に丈が短かったので…orz
あと思った以上にウエストがだぼっとしていたので、慌てて共布のベルト (ただのリボン) を作ると同時にウエストにベルトループを付けました。余った布を適当に縫ったので長さは適当。幅は 3cm で芯は貼ってません。
生地・副資材
リバティのタナローン「Josephina」。2010秋冬柄で Shaukat から通販したものです。実は昨年の同じ頃に使う予定でしたが、震災後の電力事情の悪化で控えていたという…要するに1年越し。柄のリピートが大きくて合わせるのに苦労しました。
ボタンは「クラフトショップ ヒント」さんで調達した貝ボタン。厚みがあるので 10mm。プリントの色に合わせて灰色です。
作業手順の変更等
上襟に前回同様、共布でふらし芯をつけました。後ろから台襟が覗くのは仕様ってことでいいんだよね…?
縫い代は、AHとウエストはロック始末し、それ以外は折伏せ縫いにしました。今回はスカートの脇も折伏せ縫いにしましたが、ギャザーを寄せるなら縫い合わせる前に各々ロック始末しておき、割った方が綺麗だと思います。
1作目の時に気づいたのですが、肩線上にもギャザーがあるためか肩が浮きやすいです。なので今回は目分量 (適当とも言う) で肩線近くのギャザーを減らしています。
感想
スカートの脇がバイアスに近く難しかった…2回やり直しました (実はまだ汚い)。ギャザー (特に前襟ぐり) は言わずもがな。裾始末も汚いけど見ないふり…いや、一部ほどいてやり直すかも。
デザインはまあ想像通りです。色や柄が甘めなのでもっとクールなシャツの方がよかったかな。スカートは尻デカですがこれも予想の範囲内。1枚で着ることを想定した丈のため、パンツと合わせてチュニックのように着ると野暮ったい…。もっと暖かくなってから活躍させるか (TT)。
次回以降のアイディア
今回と同アレンジかつ前を裾まで全開に…とか、前立てを別布に…とか?クレリックやスキッパーへのアレンジも面白そうです。まあ、普通のシャツとほぼ同様のアレンジが可能かと。