シャツ作りに手を出す

洋裁を始めてから1ヵ月半、本の型紙を中心に何個か作ってきたけど、恐らく一番活用度が高そうな服の型紙は持っていなかった。それはズバリ「シャツブラウス」。社会人必須アイテムだと思うんですが、地方の工場勤めでTシャツ&ジーンズ出社OKの私には出張時以外なくても困らないものだった。でも! 私元々かっちりした細いシャツは大好き。市販だと高い、いい生地で仕立てたシャツが欲しい。

需要が多いのか型紙通販サイトでもシャツブラウスの型紙は色々ある。中でも『Mパターン研究所 (MPL)』様の型紙はアレンジも豊富でシルエットも細身で美しい…と評判なものの、何と型紙だけで約4千円! ユニクロでシャツ3枚 (※安売り時) 買える。他のサイト様でも1500円以上が相場らしい。何とかならないものかと思っていたら市販の書籍で見つけました。『私にぴったりな、ブラウス、スカート、パンツのパターンがあれば…』。パンツやスカートもあり、しかも5号から15号までの豊富なサイズ展開のくせにお値段はたった1,365円。標準体型の方なら悩まず「買い」です。ちなみに私、この本で表記されているサイズでは7号ジャストだった…もっと上半身に肉が欲しい (TT)。

Amazon の書評じゃ「綺麗」というものと「初心者向けじゃない」という声がメイン。恐れを知らない初心者の私は後者の書評を無視して購入 (笑)。「まー何とかなるでしょ」の軽い気持ちで、いきなり応用パターン No. 5 のヨークシャツを作ることにした。やっぱりシャツはヨーク仕立てじゃなきゃ! 基本パターンとさほど型紙違わないし! とはいえパーツが増えるとそれだけ柄合わせが面倒になるので、わざわざシャツ用に東南アジア産の無地布 (多分綿) を買ってきた。かすかに織りで横縞があるのでそれなりには気を遣う。しかしそれ以上に問題だったのは生地に色あせが発生していてムラが出ていたこと。このムラのお陰で手芸屋さんで3割引いてもらったものの、広い面積にくっきりした焼けが現れないよう裁つのが大変。でもねー、何ともいえないいい風味の布なのですよ。ムラも手作り感があっていい感じ?

この本、基本パターンの型紙しかついていないのが好感度大。ゴチャゴチャしてると写し間違えて泣きを見るのがオチだから。一昨日型紙を作り、昨日から縫いに入って片袖の短冊開きまで片付けた。で…この短冊開きの始末の時点でこの本が「初心者向けじゃない」と評されていた理由を痛感する羽目に。本文中で一応縫い方が解説されてはいるが、型紙の印に対してどこに別布を当てたらいいのか (更に言えば解説の写真が右袖と左袖どっちなのかすら) さっぱり分からなかった。お陰様で縫い目1回解いたよ (TT)。自分の手持ちのブラウスと見比べながらようやく片袖完成。ちなみにもう片方の袖は鋏で切り開く時に布が重なってて関係ないところまで切ってしまい、布裁ちからやり直しする事態になってしまった。布に余裕があって助かった…。あ! そうだ、一番最初に大ボケかまして左右の身頃を間違えました。お陰で左前になってしまった… (苦笑)。基本パターンの前身頃合わせは別布ではなく、同じ布で見返しを続けて裁つパターン。MPL の型紙のような別布で作るやり方もアレンジパターンに載ってるので気分で作り分けられそうです。

シャツブラウスはどの解説書でも難易度が高いとされているアイテム。山は短冊開きと台衿だろう。今夜中に衿つけまで進んだらどうぞ拍手して下さいっ。1作目が出来たらリバティや麻布で4・5枚作りたいな♪ アレンジパターンの胸元ギャザータイプ (No. 3 だったかな?) 作りたいのです☆