3月になって急激に暖かくなりました。春用アウターを持っていない私、慌ててジャケットを製作。
型紙・サイズ
たまねぎ工房「12SS-J01 Sapphire」9号。着ていて楽なショールカラーのニットジャケットです。テーラードより作りやすそうという理由で選びました。
生地・材料
「ニット工房.com」で通販した T/C (混率不明) のダンボールニット (180円/m!)。この春はモノトーンと紺色が気になってます (世間の流行とズレまくっていることは自覚してます…冬の間寒色系を避けてた反動ですね)。真っ白だと蓮○さんみたいで気恥ずかしいのでグレー寄りの杢生地。ポリエステル混紡なのはその方が肘が抜けにくいような気がしたからですが、実際どうなんだろ?
裏地は同じ店で買ったニット用のもの (素材は?)。あまり色の選択肢がなかったので、淡色で違和感のないものを選びました。これがまた透け透けでビックリ! せめてミシン糸の色を合わせるべきだった…orz
ボタンはいつものヒントで買った水牛製です。芯はニット用ではなく、トマトで買った R200 っぽい布帛接着芯。
アレンジ・補正
CBや見返しの端は本来バイアステープによるパイピングですが、Origa はここで玉砕したのでロックミシンにしてしまいました。ウーリー糸を使い、細かい針目でかけた「何ちゃってパイピング」。お陰で完成も1日早かったです (笑)。でもやっぱり縫い代伸びてますね。CBや裾がヘロヘロしてるし段差は乱れてるし…。裾は伸ばしたくなかった (寧ろカーブなので少し縫い縮めたかった) ので、裏にウーリースピンテープを縫い込んでいます。
作業手順の工夫・変更等
ジャケットやコートの部分芯は芯の型紙を作っておくと便利です。後身頃CBと前見返しの見返し線は、縫い合わせる前に布端をウーリー糸でロック始末しています (念のためメスは下ろしておく)。
AHのHBテープは「縫い代からはみ出ないように表に貼る」なんですが、途中まで気づかず裏に貼ってました…。まあ表からは見えないからやり直さない!
感想
楽な着心地でかっこいいジャケットになりました。形はかっちりしてますが身頃は1枚なので、販売サイトの文章通り「カーディガン以上 (ウールの) ジャケット未満」という感覚です。インナーはシャツよりもタートルや開きの大きなTシャツが似合いそう。裏地がついてるので袖がもたつかないのもいい感じ。
パーツは多いのですが裁断はそこまで大変ではありませんでした。間違ったパーツを何枚も作ったけど (今回特に多かったです…見返しとその芯は同じ向きで2枚切ってしまいフラップは裏にまで芯を貼ってやり直し)。芯貼りテープ貼りは面倒でしたが、これはジャケットだから仕方ないですね。
縫製では身頃と見返しの衿の縫い合わせに気を使いました。テープ貼ってない見返し側が伸びるので (芯だけじゃ全然止まらん) 注意深く縫い進める必要があります。逆に、難しそうだった衿の落としミシンは一発で決まり一安心。残念ながらボタンホールは少し伸ばしてしまいました。おまけに糸の色が合ってない! 生成じゃない白か、グレーでもよかったかな。
次回以降のアイディア
次作るなら濃色でしょうか。衿やフラップの縁にパイピングを飾っても面白いかも。身頃の切り替え線にステッチ入れてもいいですね。