[追記] 今見たらすっごい左右で柄の高さが違う! どうしようもないなこれは…orz あと、着たところボタン1個だと歩いてるだけでヒラヒラ鬱陶しいので別のボタンに換えて5個つける予定です。
半端丈リバティ消費計画の進行中です。今回はたまねぎ工房さんの「11AW-B01 Ivory」。ヨコ地でも 1.1m、タテ地なら 0.85m で出来てしまうという用尺の少なさ! フォーマルな羽織物という企画だそうですが、残暑厳しい時期に丁度いいのでリバティでカジュアルダウンして作ってみました。
で、いきなり派手布で申し訳ないです。リバティの2006年秋冬柄「Hera」(シーズン柄でいいんだよね?)。前々から「一番好きなリバティの柄は Hera」と公言しているくせに、鮮やかなサーモンピンクに躊躇して 1m というケチな買い方をしてしまい今まで使い道がなかったのです。
このパターンの用尺は 110cm 幅で 0.85m ですが、9号なら 0.7m で充分作れると思います。今回布が勿体なくて身頃の裾を 18cm (裾始末分を入れると 22cm) 延長してる上、更に 15cm 余ったので。でも丈出しはこれぐらいが限界だと思います。ボックスシルエットなのでウエストが絞られていない反面、ヒップまで同じ幅の「寸胴」だから。バストよりヒップが小さい人なら行けるかもしれませんが。
右前身頃から後身頃を経由し、左身頃まで1枚に繋がった独特のパターン。今回はスカラップ利用ではないためタテに裁断しています。前肩は2枚仕立てのヨークなのですが、この角 (襟ぐりの身頃とヨークの接ぎ部分) はとっても作るのが難しい! 鋭角を綺麗に出すのはリバティでも難しかったです。他にも前身頃の細い三巻きや後襟ぐりのバイアス始末等、技術的難易度はさほど高くないけど綺麗に作るのは慣れが必要かも。前襟ぐりは思いっ切りバイアスになるので縫い目がガタガタになりがちです (実はこの服も左が悲惨…下の写真ではボケてるけど)。たまねぎ工房のパターンは難易度が★1つでもつっかかることが多いんだよなぁ。まだまだ私には精進が足りません。
袖口も身頃に合わせて伸ばしたかったけど、柄が合わせられなくなるのでデフォルトです (実際は裾始末分少し短い筈)。まあ肘と干渉するからこれくらいが限界かな。ボタンは適当な物がなくて、市販のジャケットの予備ボタンを使いました。強い力がかかると布ごと切れそうでちょっと心配です。
型紙を切り離してた時に「おっ」と思ったのですが、私がよく作ってきたMパターン研究所さんのパターンと比べるとかなり前肩になってる気がします。これはPC作業の多い私にはとても有難い! もうちょっと地味な布で会社服として量産してもいいかも…と、フォーマル仕様にする気が全くないのでありました。