ミシン購入の話続きです。単なる記録なので人様の役に立つ記事ではありません。ジグザグ縫いやりたいので家庭用ミシンを検討していたけど、今使ってるホリデーヌの保管場所が確保できたので職業用に狙いを変えた…というところまでが前回の粗筋 (?)。
職業用は JUKI、ブラザー、ジャノメの3メーカーが主な選択肢で、うちジャノメは OEM 製品がいくつかあることが分かりました。ネット情報 (主に某掲示板…) を見るところ、一番メジャーな JUKI のシュプールは最近、某国製になって品質が心配との噂。ブラザーのヌーベルは薄物縫いが綺麗だけど厚物に弱く、ジャノメ (自社ブランドはコスチューラ?) は後発の利を生かしていいとこ取り (パワーが強い、針板が工業用と同じ等) とのこと。
まず厚物苦手なヌーベルは除外。「ブラザー製品は耐久性に難あり」という噂を聞いたのもあります。JUKI 陣営とジャノメ陣営で迷ったのですが、針板が工業用と同じということでジャノメに傾きました (いずれはバインダー使いたいので)。まあ生産国はどうでもいいです…この御時勢必ずしも「国産=高品質」とは思わないので。そもそも今使ってるミシンはスイス製だっ。
ジャノメ製の職業用ミシンはジャノメ (コスチューラ等)、ベビーロック (エクシムプロ;OEM)、そしてシンガー (103;OEM) から出ているようです。基本性能はほぼ同じですがエクシムプロはプリテンション (糸の捩れを戻す部品?) がなく、シンガーは最高速度が1,300針/分に抑えられている。となると性能的にシンガーは除外かな。
どうせプリテンションは千円位で買えるので後は好みかと思っていたところ、新宿・ミシンプロさんではエクシムプロしか扱ってないことを知りました。ここは昨年夏、衣縫人買った時にお世話になった店で、御主人お勧めの機種しか置いてないのが特徴。まあ好みや立場もあるので鵜呑みにはしませんが、敢えてジャノメ自社ブランドを勧めない理由があるようです。
「Web には書けない」ということなので、試し縫いに行くついでに理由を伺ってきました。…まあ、お店の名前を出してしまった以上私も書かないでおこうか (ミシン本体の問題ではないので自分で何でも出来る方なら安心して購入していいと思う)。ミシンプロさん取扱いの機種では JUKI の SL-300DX の方が正直見た目が好みだし、縫い目も好みでした (エクシムプロが厚物用にセットされてたせいだと思うけど)。しかし厚物縫いが違いますね。デニムの段差乗り越えの安心感が違う。私がいる間、たまたま「革を縫いたい」という他のお客様がいらしていて、これまた御主人お勧めでエクシムプロ (EP9600) をお買い上げされてました。むぅ、100針/分の性能がこんなに違うもんなのか。
試し縫いさせてもらったのは EP9600 でしたが、自動糸切あると間違って踏んでしまいそうなので EP9400 を購入することにしました。お値段は表じゃ書けませんが、リピーターということで少しお安くして頂いたようです (有難うございます! まだ2回目ですけど…)。EP9600 とは1万円くらい違うようで、この価格差は他のお店でも同じ位じゃないかな。今回はおまけとして「メーカーの社屋移転に伴う在庫処分で (?) たまたまある」という押えセットを頂きました。エクシムプロについてくる押えは標準と三巻きという謎の組み合わせで全然役に立たないのですが、頂いたセットはファスナー付け等の実用的なもので有難かったです。あと、こちらでエクシムプロを購入するとプリテンションが標準装備になるそうです (笑)。これも同時注文の予定だったので嬉しい!
早速レビューと行きたいところですが、買いに行ったのが先週の土曜だったため休み明けの配送となり、ついさっき受け取ったばかりです。早速試し縫いをしましたが、ホリデーヌ使いだったお陰で糸かけ (つーかボビンケースへの下糸セット) や注油といった作業に戸惑わずに済みました。重さがあるためスチールラックをミシン机にしてる我が家でもがたがた言わなくなったのが地味に嬉しいです (笑)。ただ、おまけの押えセットは○コ配発送のため週末まで受け取れないことが決定です… (しかもどうもプリテンションもそちらに同梱っぽい)。パンツ縫ってるのにファスナー付けはお預けかぁ。