写真はわざと後ろに抜けた状態で着せてます (自分の体型とボディの体型が違うので)。あとシワシワで御免なさい。去年作ったMPLの O0608 ラップドレス、お気に入り柄のリバティで作った服なのですが着ていて納得いかないことがあったので改造を試みました。感じている不満は以下の点。
- やっぱりサイズが小さい&体に合わない
- 幅が足りない
- 腕の付け根から胸に大きな皺が出る
- 裾が拝む
- ベルト布が頼りない
- タナローン1枚なので皺になりやすい
- 布の裏が見えて格好悪い
まずサイズアップのため、両脇の身頃の縫い代を 5mm 縮め、左右前後で合計 20mm 出しました (ここまで来ると別サイズです)。
脇〜胸の皺と裾が拝む現象は、サイズというより反身体型の問題です。上半身が大きく後ろに反っているため肩から胸にかけてキツい反面、後は布が余る感じ。上半身の反りがかなり強いので縫い代で増減するだけでは追いつきません。幸い余り布があったのでヨークを切り直してみました。補正方法は簡単で、ヨークの襟側の線を下の図のように出しただけです。袖側の線の長さが変わらないようにしています (※本当は 5mm 出してます…肩キツかったので)。
当然ヨークの接ぎ線が肩ラインと平行でなくなるのですが、襟があるお陰でおかしな切替位置が目立たない!と思うことにしておきます…。
今回はヨークを2枚重ねにし、後見返しを不要にしました。下写真右側に見える通り、布が足りなくて裏側は中央で接いでます^^; 更に言うと新しく切った布と元の服の色が違う…orz 洗濯等で色褪せしているみたい。当然襟も付け直しで、元の位置より 3cm 上がっています。
で、袖も連動して幅出ししなければならない筈なのですが、横着して袖側を本来のラインより外側を縫うことで良しとします。だって切り直す布がないし! 無理矢理つけてるので肩から袖にかけて変な皺が出ていますが、身頃の皺に比べたら目立たない…筈。後身頃については、今回は横着して後ダーツを 1.5cm 上にずらしただけ (丈を変えると袖いじらなきゃいけないので…)。尻デカ体形なので上半身の丈が余っても下半身で相殺されるようです…。
身頃の補正が終わったらベルトです。まず左右のベルト紐を身頃から取り外して全部解き、全面に接着芯を貼りました。裏面を取る布がなかったので半分に折って二重にしています。上下対称になるよう、縫合わせ線を裏側の中央に持ってきました。当初は別布で裏を取ったんだけど悪目立ちしたのでやり直した次第。
反身の補正は前身頃についてはバストサイズが大きい人の補正と同じらしいので、胸のキツい人にも応用は利くと思います。でも一から作る時は身頃パターンの補正で対処すべき。あと中途半端な補正のせいか着崩れやすい気がします。いや、柄のせいで少しズレただけでも目立つのかも。中央の合わせ部分にスナップでも仕込もうかな?