【Mパターン研究所】B0502 セーラーブラウス

B0502 セーラーブラウス

溜まりに溜まったリバティを在庫整理すべく作った MPL「B0502 セーラーブラウス」、ようやく完成しました! もっと簡単にできると思ったのにやっぱりカフスが難関でした。

まずは材料です。今回の生地はリバティのタナローン「Christelle」。定番柄ですがこの色は見かけなくなりました。綺麗な色と柄だと思いつつ、自分に似合わないこともうすうす気づいていた… (拡大版の「Genevieva」の方が好きです)orz 普通のシャツにしても胡散臭いので甘めのセーラーブラウスしかない!と、計画だけは春からあったという話。細かい柄ですがちゃんと柄合わせしてます。前の合わせで柄が重なるようになってるし、前と後で高さ合わせてるし、袖だってちゃんと身頃と合うようにしてるはずです。でもカフスや剣ボロはもうどうでもいいや (おい)。あと襟ですが、前と後どちらに合わせるべきか悩んで結局どちらにも合わせませんでした。前で上下揃えてるので後ろ側では柄が逆さまです。

控えめなセーラーカラー

接着芯はダンレーヌR3000。薄手でリバティには丁度いいと思っているのですが、Yシャツタイプのブラウスでは頼りない気もします (今回はセーラー襟だからいいけど)。かといってR111は接着剤の網点が表に染み出すし…暇な時の検討課題ですね。糸はフジックスのシャッペスパン90番手。いつも通りです。ボタンは11.5cmの貝ボタン。

台襟がない分簡単!というのは個人的には大嘘で、苦手なカフス付けにまたも難儀させられました。短冊開き (剣ボロ) は手順通りに進めれば簡単です。が、カフスはどうもダメ。裏を袖に縫いつけてから折り目を畳んで表からコバステッチをかける際、何故か表が伸びてて余るんです。片袖だけで何と5回やり直し、裏カフス布を必死で伸ばしながらつけました (死)。で、苦労してカフスをつけた袖を短冊開きから袖口まで測ると何故か長さが合わない (死)。カフスの角を直角に縫えていないのでしょう。あとカフスや襟は裏を表より少し控えるのが常識ですが、セオリー通りに縫うには技術が要ります。私にその技術はありませんでした…orz よく考えるとカフスは表と裏で同じ形、しかも長方形の布です。次作る時は続けて1枚に裁って手間を減らそうかな。

カフス付けに比べたらセットインスリーブなんて超楽勝です! ボタン付けも全然手間じゃありません (セーラーブラウスは元々ボタン少ないし)! あーあ…もう2,3枚シャツを作るつもりでしたがカフス作業あると思うとやる気失くすなぁ。あと完成して思ったのですが、やはり飾りの全くないリバティ服は「手作り」感が充満してます (洋裁やらない人はあまりそう思わないのでしょうが…見る人が見るとすぐ分かる)。襟に飾りのミシンステッチを入れようかと本気で検討中です。

いざ完成した服は、事前の予想より更にセーラー服と分からないものでした (笑…30代女性でも知らん顔で着られる☆)。半袖だと結構それっぽいんだけど長袖なら白で作っても制服っぽくないかも! 襟のコバステッチを省き、タブをつけなかったことで更に普通のブラウスとなってます。

側面図と背面図