去る7月29日、東京ドームで開催された「サントリードリームマッチ2013」を観戦してきました。プロ野球OBで編成されたザ・プレミアム・モルツ球団 (以下プレモル) vs. 東北・ジャパン ヒーローズ (以下ヒーローズ) の夢の対決。ネットから応募した無料観戦チケットに無事当選したのです。もっとも「20,000組御招待」だからクジ運弱い私でも当たったんですが…。当選ハガキ1枚につき2名まで観戦できるところ、平日夜に誘えそうな知人いなかったので1人でふらっと行ってきました (^^;)。ダイジェストは「サンデーモーニング」等で放送されるでしょうが、一足お先に簡単なレポート…もとい観戦日記を。
実は私、東京ドームでの野球観戦自体が初だったので次回訪問用に覚書き。まず「TVで見るより狭いなぁ」というのが正直な印象です。ライブだと何度も来てるのですが…広さ以上に閉塞感があるのかなぁ。食べ物は (食べてる暇がなかったため) 23番ゲート近くの「い・か・金」でイカ焼き (「ドーム焼き」と銘打ったチーズ入り) と唐揚げ買っただけで済ませました。こういうものはたまに食べると滅茶苦茶美味しい! まあドームの中にも立派な売店あったのは拍子抜けでしたが。ドーム内は空調ばっちりで涼しかったです。でももう2, 3℃上げたらもっとビールが売れただろうな。
それでは以下、印象に残ったシーンのみ敬称略で失礼します。スコール三唱 (デンマーク語の乾杯) と榮倉奈々嬢の始球式で幕が開けた今年の一戦。5連敗中でこれ以上負けられないヒーローズは工藤公康と古田敦也という新メンバーを迎え、しかも1回表からいきなり桑田真澄-古田のガチバッテリー! 桑田は当日最速 133km/h のスピードボール (この中では…) をアウトローにびしびし投げ込み2回をさくっと完封。プレモル達川光男に「当たったふり」を許さない徹底した外角攻めでした (笑…今年は結局死球演技ありませんでした)。攻撃でも初回から1アウト満塁で満塁男・駒田徳広! HRとは行きませんでしたが2人が帰ってくるタイムリーでヒーローズあっさり先制。ちなみに打ち込まれたプレモル側先発は宮本和知。ズムサタでつつかれるぞー。
対するプレモルもパフォーマンスでは負けていません。ヒーローズ槙原寛己に対しバース・掛布・岡田の元阪神クリーンアップをぶつける熱い打線 (すいません、かなり端折る上に前後します…)。バックスクリーン3連発の悪夢再びと思いきや、見事3者凡退で槙原のリベンジ完成>< 初回の2点が重い雰囲気の中、両軍合わせて唯一のホームランを「魅せて」くれたのはプレモルの曲者・元木大介! ヒーローズ定岡正二から放ったソロはレフトスタンドぎりぎりに飛び込む「ドームラン」(^^;)。場内この日一番の大歓声でした。やはりHRは野球の華ですね!
初回のプレモル桑田に続き、ピッチングで沸かせたのはプレモル村田兆治とヒーローズ佐野慈紀でした。村田のマサカリ投法から繰り出される最速 129km/h の剛速球に場内騒然! 何だこの63歳、もっと若い面々が 100km/h 前後しか出せないのに! 球速も注目ですが、独特のタメを作るフォームを見てたらふとヤクルトの新人・小川の40年後を想像してしまいました。投球動作だけで歓声が上がる投手は貴重ですね。一方の佐野慈はお約束の「ピッカリ投法」(振りかぶるついでに帽子を取り、輝く頭皮で打者を幻惑?する投法) でプレモル打線を手玉に取ります。今年は頭だけでなくグラブも金色に輝いていて、打者はおろか審判までが投球を見失うシーン (パフォーマンスともいう) が…。試合後に元木が「バッターと審判が見えないボールを何故キャッチャーが取れる!」と愚痴って笑いを誘っていました。ちなみに最後にマウンドに立っていたのも佐野慈でした (何度も再出場可の特別ルール有)。桑田かと見せかけてそれかい!
大小ネタを挟みつつ、試合は東北・ジャパン ヒーローズがザ・プレミアム・モルツ球団の6連覇を阻止して 4-2 で勝利。MVP は打に守に活躍したヒーローズ古田敦也、敢闘賞はHRのプレモル元木大介が受賞。「高齢化」を指摘されたプレモルが、トレードだの元阪神・金本知憲の獲得 (これは試合中のプレモルGM・張本勲コメントですが) だのをぶち上げつつ次回リベンジを誓ってお開きとなりました。ちなみにこの日はプレミアム・モルツが1杯400円で提供されていて、閉会式で売上総数が 51,400 杯だったことが報告されました。売上の一部は東北の子供達の野球振興に使われるそうで、私も1杯貢献させて頂きました~。
さあ来年の会場は何処だろう? 都内だったらまた是非観戦したいと思います。一人参戦でも充分楽しかったけど次は同伴者募ろうかな (笑)。