content-single-image.php

『邂逅 第25章・第26章』表紙絵

『邂逅 第25章・第26章』表紙絵

 恐ろしく久し振りに新刊として再開した『邂逅』の表紙絵です。オフで出した2冊が表紙のみ絵、裏表紙は文字というレイアウトだったので今回もそれを踏襲しています。南野ちゃんと妖狐さんを交互に描こうということで南野蔵馬決定。ヒーローの黒鵺こと鈴井清春君も入れて、背後に誰を描こうかな…と考えたところで、前世の彼らということで永遠と那由他にしました。那由他は以前落書きをここに載せたことがありますが本で描くのは初ですね。あ、でも彼は本当は「那由他」というより「須臾」かもしれない…。

 那由他と永遠、そして手前の2人と、3枚の絵を別々に描いて重ねてます。ペン入れまではアナログの方が断然楽。昔はスキャン後のごみ取り大変だったけど、今ならコミスタで一発だし。手前の2人の繋いだ腕が、明らかに空いてるの方の腕より長い…特に清春。

 髪の毛の描き方は毎回試行錯誤してるのですが、絵を描くこと自体が久々で深く悩むことも出来ず、自分の一番描きやすい方法で描いてます。今回から目の光の入れ方が変わったの分かるかな?…て分かるかっ!! 『邂逅』前作と比べると色にコントラストが小さいです。これは自分の今の絵というより、使ってる iMac の画面表示に引っ張られたためです (絶対こいつ、液晶の性能悪い)。奥の2人は背景と馴染むよう色調整しています。元の絵はこちら参照 (那由他の鼻のライン少しいじってます…あと翼描いてなかった)。

 奥の2人より手前の2人に苦労しています。清春の服装は…済みません、ネット上の写真から拾ってきたコーデです (少し透けてる感じなのもそのまま)。第一巻表紙に比べるとアクセサリーが減ってますが、これは「夏は汗かくから減らすだろう」という桜枝自身の体験に基づくものです (こら)。蔵馬の服は色のバランスを考えて緑にしたら物凄く「草」って感じ… (死)。当初は第25章後半の連れ立って歩く2人を描いたつもりだったけど、そっちだと手を繋ぎ損ねているので (笑) きっと違うシーンなのでしょう。

 背景は Photoshop デフォルトのグラデーションに色調整のレイヤーを「オーバーレイ」で重ね、その上に何枚か白い線だのホワだのを散らしたレイヤーを透明度を変えてこれまた「オーバーレイ」で重ねました。