桜の季節は短くて天候も不安定。なかなか休日と好条件が重ならないのですが、今年は(満開には早いものの)晴れて暖かい週末となったため土曜日、カメラ片手にお花見に出掛けてきました。
まずは昼間、千駄木にある旧安田楠雄邸へ出かけてきました。水・土と週2回しか公開してないので更に条件が厳しいんですが、今年は庭の枝垂桜が土曜時点で9分咲き。静かな2階の客間から眺める桜はとても風流でした。案内の方の説明によれば、日本家屋は畳の上に正座したときに最も美しく見えるよう設計されているとのこと。そんな訳で写真も正座して撮影しています(笑)。ここだけGXR A12 28mmを使用。晴れていて中と外両方映すのが厳しかったので、RAW現像で室内を明るくしてみました。
昼下がりは別件(東京ドーム辺り…笑)で忙しくしていたので、次の場所へ向かったのは日が暮れてから。毎年恒例の千鳥ヶ淵、しかもこれまた恒例で、御壕内側にある北の丸公園からの花見です。毎年の反省を生かして今年はちゃんと三脚持参(カメラはSTYLUS 1に交替…手振れ補正ついてるので)。冒頭の写真もこちらのものです。濠の中から外を見ると照明直撃になりがちで構図に苦労させられるのが難点。あと足元の生け垣が邪魔! もっと背の高い三脚が必要だな…。遠目に東京タワーが見えたので、MFでピントを合わせる挑戦をしてみました。今年もボート乗れなかったのが心残り(←乗る気だったの?)。
次の花見スポットは北の丸公園のすぐ目の前、「標本木」のある靖國神社。しかしここは宴会客も多いし、何より照明の橙色が強すぎてあまり綺麗じゃない。1枚だけ撮影してすぐ退散しました…(標本木ではありません)。
靖国通りを西に進み(実はこの通りも桜が綺麗です)、これまた自分の定番花見コースということで、外濠公園沿いを市ヶ谷〜飯田橋まで歩きました。照明少な目のうえ、5分咲き程度の木が多かったので写真はなしで。同様の理由のためか宴会客も少な目でした(以前昼に来た時は大混雑だったのに!)。大学が近いこともあってここで騒いでいるのはたいてい若い人です。テントまで張ってる気合い入った集団も…。飯田橋駅のそばにはボート乗り場らしきものがあり、川沿いの花を楽しめる…んだと思いますが未確認。
飯田橋駅に着いた時点で10時を過ぎていたのですが、土曜だしもう少し欲張ろうと地下鉄を使って谷中霊園へ。桜が綺麗とは聞いていましたが、ビビりなので夜に墓地とは思いつきもしませんでした…案内して下さったhsurさんに感謝です。お墓と桜は不思議とよく似合いますね。
ここまで来たら花見のメッカも見に行こうと上野公園へ。すいません、ここも写真なし。花見の時期はぼんぼりが点灯しているのですが、20時で消えるらしく宴会客はハケた後でした (残って騒いでる人もいたけど)。山積みのゴミがまー凄かったです。清掃してくださる方には本当に感謝せねば。余談ですが、我々が着く前「池に落ちた人がいる」という通報があったらしく、レスキュー隊が不忍池に押しかけていました。結局ガセだったんだろうか…。
最後に(花見というよりノリで)神田明神に立ち寄り、夜のお散歩は終了。千鳥ヶ淵を廻り切れなかったので、平日会社帰りに再訪の予定です。まあボートは一人じゃ無理ですね(笑)。