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日本一の芋煮会フェスティバル23

9月4日 (日)、山形県山形市の馬見ヶ崎川で開催された「日本一の芋煮会フェスティバル」に行ってきました。平成の幕開けと共に始まり既に23回を数えるイベント、全国区になったのでニュース等でお馴染みの方も多いのではないでしょうか。山形県出身の私ですが、実家は山形市から離れているため今まで一度も行ったことがなく「今年こそは!」と乗り込んでまいりました。

…と、その前に前日の夜の話をしておかねば。東京から真直ぐ向かったのは仙台ですが、夜のうちに山形へ移動しました。晩御飯はこれまた最近の猛暑で全国区となった、山形御当地メニュー「冷やしラーメン」! 本家本元の「栄屋本店」さんへ行ってきました。基本の「冷やしラーメン」ではなく「冷やし薬膳ラーメン」を注文。

栄屋本店の冷やし薬膳ラーメン

氷が浮いてます。濃厚な牛肉のスープにごま油が浮いて中華風の香り (少し冷やし中華風)。チャーシューは牛肉! 「薬膳」には白キクラゲとクコの実が入ってますが、基本具材はもやし、わかめ、メンマ、牛肉チャーシューみたい。うん、なかなか美味しかった☆

翌日は早く目が覚めてしまい (前日かなり早く寝てしまったため…なでしこの試合は見たけど)、折角なので歩いて会場まで向かうことにしました。山形大学小白川キャンパスの脇を抜けて馬見ヶ崎川の河川敷へ向かうと、8時ちょっと過ぎなのに整理券配布所には長蛇の列! マスコミのカメラもいて、目の前に並んでたカップルにインタビューしてました (お陰で映り込んでしまった…報道されてないだろうな)。チケットは8時半から配布されました。早めに来たため配布開始直後11時の組になりました。

整理券をゲットしたら大鍋の写真撮影です。あまり上手に撮れていませんが、具の投入作業と蓋閉め作業。工事現場みたいな景色です。蓋を吊っているクレーンと具をすくうショベルカーは工事現場に出たことのない新品で、しかも潤滑油は食用の油脂を使っているという念の入れようです。また今年は具材の放射線検査結果も貼り出してありました。

大鍋に具材投入
大鍋に蓋

山形牛サイコロステーキ

9時に開会セレモニーがありましたが、そこから11時まで時間を潰すのは結構大変でした…というのも、食べ物の出店は豊富だけど皆食べたらメインの6m大鍋芋煮が入らなくなる! そう言いつつ折角なのでちょこちょこ買い食い (笑)。山形牛サイコロステーキ500円、きゅうり一本漬100円、そして! 山形で芋煮会をやったらシメで食べることが多い「カレー芋煮うどん」400円。残った芋煮にカレーとうどんを投入するものですが今回は、B級グルメの大会に出品されるメニューとのことで「最初から」調理したものを販売してました。蕎麦屋さんのカレーみたいな和風味で非常に美味しかったです。敢えてケチをつければうどんが少し硬かった…(笑)。この他、山形で開発された新品種のお米「つや姫」を使ったおにぎりと、あと爽健美茶をゲットしてます。

6m大鍋の芋煮(山形風)

で、11時になっていよいよ大鍋の芋煮配布開始ー! 山形市内の高校生 (専門学校生?) 達が配膳を担当しているようです。1杯300円 (芋煮の値段ではなく大会協賛金という名目です)。うーむ、ちょっと煮崩れてる…ような (里芋は左側…沈んでます)。細かく浮いているのは脂の美味しい山形牛です! が「いくら何でもこれは」と言いたくなるような脂身 (上に写ってる5cmくらいのやつ) が入ってて、流石に避けて食べました ^^; 他の具は手でちぎったコンニャクと長ネギです。

カレー芋煮うどん 味付けは醤油! これ大事!! というのも、芋煮には醤油味・牛肉の山形風芋煮と味噌味・豚肉の宮城風芋煮 (山形の庄内地方でも食べるので庄内風とも言う) の2大流派があり、激しい火花を散らしているのです。とにかく山形市は醤油味絶対です (私の故郷の置賜も)。他は酒と砂糖ですね。ちょっと味付けがしょっぱく感じたのですが、もっと暑い日ならこれくらいでいいかもしれない。牛の脂がこってりしているけど全くしつこくなく飲めます (脂身嫌いな私が言うのだから間違いない)。

イモニレンジャー参上!

会場にはモンテディオ山形の選手が来ていたらしいのですが会えませんでした。代わりといってはナンですが、御当地ヒーロー「イモニレンジャー」のレッドとピンクが来てたので写真載っけておきます。今回は震災後ということもあり、震災について考えるコーナーなどもありました。あと大人2千円 (だったと思う) で芋煮、しかも味噌味までもが食べ放題の芋煮茶屋もありました。毎年入場者数が10万人を超えるという一大イベント、皆様も気持ちいい風吹く河川敷で、山形の秋の風物詩を感じてみては如何でしょうか?