ヌエクラvs.ボニクラ!
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今日はホリプロによるミュージカル『Bonnie & Clyde』を鑑賞してきました。かなーり昔、うちのサイトにこんな絵を掲載したこともある私 (げ、7年前!?)。追手をかいくぐり悪行の限りを尽くした犯罪カップルということで、私の蔵馬&黒鵺のイメージはまさしくボニー&クライドでした。て、「蔵馬は原作じゃ男だろ!」というツッコミを今更うちのサイトでする人はいないよね…?
偉そうなことを書きながら実は私、「大恐慌時代にボニーがクライドに出会って、馬が合った2人はそのまま車に乗って銀行強盗繰り返して最後は蜂の巣になって絶命するんだよね」という、凄まじく大雑把な知識しかありませんでした…。映画『俺たちに明日はない』も、最初から最後まで通して見たことがなかったという (最初と最後を知ってただけ…)。ミュージカルに誘ってくれたお友達が「予習に」と DVD を貸してくれて、初めて詳細を知ったという情けない状態です。が、今回2作品を鑑賞して私の中の蔵馬&黒鵺像がこの映画&ミュージカルの2人 (特に映画の方) に共通する点が多いのでビックリ! もし私が映画を作ってたら同じストーリーになってたんじゃないかと思うくらい近かった…です。
うちの鵺×蔵設定は既刊『嵐 -TEMPEST-』に書いたことが殆どです。まず蔵馬が田舎での生活に失望しているところに黒鵺が現れ、彼女の心をさらってしまうシーン。これはまさに田舎でくすぶってるボニーがクライドに出会うのと同じイメージでした (細かい点は多々違うけどさ)。あと、互いは深く心を通じ合わせながら体の関係がずっとなかったというところ。これは全くの偶然です。うちは単に2人とも臆病だったというだけですが、映画&舞台はクライドが性的不能で「出来なかった」という話なので (ちなみに今日見てきた舞台では、服役中に同室の囚人から性的虐待を受けていたからという解釈でした)。史実では…クライドはゲイだったらしい (爆)。映画では最後の方で2人が体を交わすシーンがありました (60年代の映画なので映像は殆どないが)。うちの2人は…『邂逅』25章、または『Radical Couple』の小説読んで頂ければ (こら)。
細かい話なんですが、ボニーは金髪でとかく目を引く女性だったという設定でした。この辺もうちの蔵馬の銀髪とダブってて「うわぁ」と (クライドはブルネットだし!)。あと今日の舞台でクライドがウクレレを弾きながらボニーに歌を聴かせるシーンがあって、これはうちの黒鵺のリュート弾けるという設定に近い。そうそう、舞台版ではボニーの幼馴染みで彼女に想いを寄せる保安官・テッドという青年がいました。うちで言うところの黄泉かなぁ (笑)。あ、クライドにワルな兄貴がいる点もカブってる! そうするとブランチ辺りが鴉ですかね…て、それ言ったら鴉に殺されるな (ブランチはクライドの兄・バックの嫁さんです)。
映画のボニー&クライドはそれなりに希望のある日々の中で射殺される反面、ミュージカルの彼らは逃亡生活に疲れ果て、しまいには「一緒に死ぬ」ことが夢になっていたように感じました。うちの黒鵺と蔵馬は前者かな。でも、後戻り出来ないことに葛藤するミュージカル版のボニーの方がうちの蔵馬に近いかもしれない。まあ蔵馬&黒鵺はボニー&クライドと異なり、蔵馬だけが生き残ってしまいました。その辺で何か物語にならないかなぁと思いつつ、アイディアがないので心の中のネタ帳 (笑) にしまっておきたいと思います。
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