桜恋唄
幽遊白書・黒鵺×蔵馬中心、桜枝真央の同人的創作の館

RSS0.91 | RSS2.0 || 桜恋唄 (HOME) » 桜恋唄文芸集 » 邂逅 » 邂逅 [26-13]

邂逅 [26-13]

Contents

contents

W○W○W (伏せ字になってない) よりは○カパーかなと (笑)

《あっ!? ……う!》

 途端、男の体は前へのめり膝から崩れ落ちた。

《F闘技場第六ブロック、11016番・楠樹選手の勝ち抜け決定!》

 わあっと歓声が上がった。

「なるほど、投げつけたように見せかけて糸で操作していたのか。」
「麻酔を仕込んだ紡錘〈スピンドル〉だ。戦場なら楠樹は魔界一強力な生物毒を敵へ打ち込む。」
「フン、多少は腕に覚えのあるヤツが増えたようだな。」
「あんなものじゃない。あの程度の相手では彼の実力は測れないよ。まだ妖術も見せてないしね。」

 と、再び会場がどよめいた。

《“魔古忌流、煉破凝集球・斥”!!》
《うわああぁーーーっ!!》

 A闘技場で黄泉が妖気弾を放ち、他の選手を一度に場外へ叩き出した。

《つ、強すぎるーーーっっ!! 168番・黄泉選手、鮮やかに予選突破です!!》
「フン……」
「こちらも予定通り、か。」

 蔵馬がつぶやいた、その時。

《選手のお呼び出しを申し上げます。ブロックナンバー10番の選手の皆様、10時45分までにA闘技場へ御集合下さい。繰り返し、選手のお呼び出しを申し上げます。……》

 スピーカーから場内アナウンスが響いた。

「出番だな。」
「躯に胸を借りてきますよ。」

 蔵馬がスクリーンに背を向けた。途端、彼女は妖狐の姿へと変化した。

「!」

 飛影が何か言うより早く、蔵馬は銀の髪を翻し、エレベーターの方へ消えていった。
 と、

「へぇ、蔵馬は最初からあのカッコで行くのか。気合入ってんなあ。」
「単に南野秀の姿では都合が悪いのだろう。今大会の模様は人間界でも放送されるらしいからな。」
「ああ、そういや黒鵺のダチがこの大会見る為にス○パー契約したとか言ってたっけ。」

 入れ替わりで現れたのは紫と、予選を戦い終えたばかりの鴉だった。今大会では開会式と閉会式を除き、中央ステージにも観客の立入りが許可されていた。

「何だ貴様か、さっきは随分派手にやってきたな。」
「ほんの名刺代わりさ。私は初出場だから。」
「ぼたんは? そこの男と一緒と聞いていたが。」
「浦飯幽助に預けてきた。随分暇そうにしていたからな。」

 飛影が周囲を見回した。

「ところで黒鵺はどうしてるんだ。ヤツこそ人間界で顔も売れているし、既にバレているだろうが蔵馬や霊界から身を隠す必要もあるだろう。」
「あーあいつ? 実はオレ達も知らないんだよな。『楽しみにしてて』とか意味深なこと言ってたけど。」
「偽名で申し込んだとは聞いているが……」

2012-01-05 21:15

||

コメント

まだコメントはありません。

このアイテムは閲覧専用です。コメントの投稿、投票はできません。

桜恋唄について | 管理人について | サークル情報 | サイトマップ