『adonis2』年長CPについて
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夏コミ新刊『adonis2』、恐る恐る開きつつも未だに18章を読み返せないでいる桜枝。それほどまでに切羽詰まって書いた文章でした。ただ間違いなく言えるのは竜魔と総司の話は端折りすぎたなーということ。通販ページの説明文でも書いたので書きますが、竜魔のところに見合い話が持ち込まれたエピソード、こいつを生かし切れなかったんです。竜魔にはもう1つ縁談というか女の影があるのですが (まぁ読んでない人でも想像つくでしょうね) こっちが潰れたから総帥が強制的に持ち込んだ話だということを説明しきれなかった。あと、それに対して総司が何を考えていたのかもあまり描けてなかった…。
総司が風魔の里に押し掛けてきたのは多分、そんな深い意味はなかったんだと思います。が……明らかに自分が某さんの邪魔をしていることに気づいてしまい、その人 (隠すまでもないが) のために早めに帰ろうとする。が、彼女自身もそこそこ竜魔に気があって……というくらいの葛藤は書きたかったなぁ。13.5章か14.5章くらいで総司さんのモノローグを足すべきでしょうね。総司のモノローグの章がなかったため、竜魔の章に色んなエピソード詰め込もうとしてしまい、そのせいで逆に竜魔が片想いをしている (あと総司も彼を憎からず思っている) という設定自体が物凄く唐突になってしまいました。これは大いに反省しております。
この二人の関係は某さんの存在という以外にも (かなり強引に詰め込んだけど) 刺客と忍者という立場の違い、あと総司の過去 (私がでっち上げたヤツ) というハードルがありました。で、種明かしをすると竜魔をせっつく役が劉鵬ではなく最初は麗羅でした。絶対告白できないと思っていた相手に自分も告白したんだから貴方も、と励ます感じで。竜魔があまり態度を表に出さなかった理由はしがらみがありすぎたからなんです。
と、本を買った方の何割がこの言い訳を読んで下さるのか分からないんですが……そういう感じで作者は色々反省しておりますのでどうぞ広い心でお許し下さい。え、項羽&霧風と小龍&麗羅? 前者はまぁ予想通りの微妙な関係で、後者もまた予想通りのふざけた結ばれ方 (?) でまとまったのでヨシとしておきます。そんなわけで竜魔&総司だけ、機会があったら加筆したいですね。
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