書きかけ小説を上げてみる
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『邂逅』もうすぐ更新と言いつつ本気で夏コミの本がやばいのでしばらく更新出来そうもありません…御免なさい。今回の本の新作小説はサイトに掲載するかどうか悩んでいて、今のところ公開予定はありません。とはいえノーヒントで小説買って下さいという度胸もないので、更新を兼ねて書きかけ部分を上げてみます。
「着物を作ってほしいんだけど。」
五番街の喧騒から一本離れた瀟洒な街並み。ある日の昼下がり、四番街で仕立て屋を営む女性の元にふらりと現れたのは黒鵺だった。評判の腕前にそぐわぬ“街のおかみさん”といった風情の女主人が、膝の上の刺繍から丸顔を上げた。
「いらっしゃい、どういうのが御所望だい?」
「いや、オレあんまり詳しくないんだけど……」
そう言いながら黒鵺は落ち着かない様子で店内を見渡した。自分達の周囲に誰もいないことを確認し、彼は声を潜めささやいた。
「蘇芳の表衣 <おもてぎぬ> が欲しいんだ。この店で扱ってる一番いい布で仕立ててほしいんだけど。」
「蘇芳の表衣? そりゃまた随分派手な着物だね。」
「ちょっと訳有りでさ、女に貢ぐんだ。」
思わせぶりな部分を抜き出してみましたが……あぁ、全然文章浮かばない! 冬コミの『夢幻花』みたく、追い詰められたら起死回生のテキサスヒット (全然「起死回生」じゃない) くらい打てるでしょうか!?
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